「痛快!ビックダディ」林下一家の過去放送内容を総まとめ!
2006年9月26日に放送開始した、大家族林下家を長期取材したドキュメンタリー番組『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)。現在までに、特別番組として12回放送してきたが、来る2010年12月25日、『痛快!ビッグダディ 2010冬 4男4女&三つ子&2歳末娘14人大家族』と題し、13回目が放送される。
そこで今回、大家族林下家のこれまでの軌跡をまとめるとしよう。
岩手県に住む林下清志(通称:ダディ)は、整骨院などで生計を立て8人の子供達と暮らしていたが、妻・佳美と突然離婚。
ダディが36歳の頃に友人の保証人になって借金を背負ったことに嫌気がさし、子供を残し、家出してしまったためである。
ダディは男手一つで子供達を育ててきたが、地元の高校が廃校となり、遠方の学校へ通わすためには交通費などがかさみダディの収入では不可能になったため、高校進学させることを諦めかけていた。
そんな状況下で、鹿児島県の奄美大島大和村では学費と通学費補助が付き、生活費も格段に安くなるとの情報を得て家族全員で移住することになったのだ。
しかしながら、8人の子供を抱え、家を出たという佳美は無責任そのもの。
そもそも、4男4女の子供はすべてダディの子ではなく何人かは浮気相手と作った子供であるという。
そんな8人の子供とダディは奄美大島での生活を開始。
街の住人達にも歓迎され、人の優しさに触れていた。
生活は本業の整体師を営む傍ら、ジャングルのような畑の開墾を試みていたが、なかなか収入が安定しない。
その中で、必死に生きる姿やダディや子供達の絆が共感を呼んでいた。
しかし問題は、突如起きた。
なんと離婚した元妻・佳美が、ダディに復縁を迫りに奄美までおしかけるのである。
しかも、離婚後に生まれた5歳の三つ子を連れてである。
佳美は離婚後、故郷の愛知県で暮らし新聞配達員として働いていたところ、同番組を見て復縁を求めるべく仕事を辞め、奄美大島に訪れたのだ。
もちろん、佳美の、
「復縁できんかね」
という問いに、ダディは、
「できるか、ボケ!!」
と即答。
乱暴な答え方にも聞こえるが、夫の気持ちを考えれば、無理もない。復縁など考えるのもおぞましい、という気持ちだったに違いないはずだ。
しかし、子ども達が佳美を母と慕う様子などに心動かされ、復縁は拒むものの、佳美と三つ子が奄美に住むことを許し、住む家まで見つけてあげたのだ。
佳美はダディに許可なく、別の家を借りるなど自由奔放な行動に出ることもあったが、すこしずつ生活は落ち着いていく。
佳美が島に来て半年が過ぎたある日、なんと妊娠が発覚。もちろん父親はダディだ。
2008年には無事に出産を迎え、めでたく林下家は14人家族に。
さらに、この出産を機に、ダディと佳美は復縁を果たす。
その後、ダディの整骨院が閉鎖し、再度開業。
あまりの生活の苦しさに佳美が3週間限定で鹿児島に出稼ぎに行くことに。
無事3週間の出稼ぎを終え帰ってきたが、生活は未だ苦しいまま。
そこで、今度は思い切ってダディが出稼ぎに行くことになる。しかも、数年。
悲しい別れのシーンを終え、愛知県豊田市の整骨院へ出稼ぎに来たダディ。
その後、長女も後を追い、愛知へ。居酒屋のバイトをしながら、生活を送っている。
ここまでが、過去シリーズ11回放送分をまとめたものだ。
今回の『痛快!ビックダディ』では、2010年10月の奄美大島を襲った豪雨を主軸に放送。
大家族林下家の今後はどうなるのだろうか。
貧乏生活の中での人間模様が事細かく描かれている同番組。
年に3回ほど放送されているが、今後、長女・長男の年齢を考えれば、"貧乏生活"以外にも"結婚"など新たな家族物語を繰り広げることも十分にありそうだ。
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