｢やりすぎコージー｣で特集したフリーメイソンの都市伝説を総まとめ!
テレビ東京系『やりすぎコージー』の人気企画｢やりすぎ都市伝説｣で紹介された数々の都市伝説の中でも､視聴者の反響が最も大きいエピソードといえば､やはりフリーメイソンだろう｡"都市伝説テラー"と呼ばれる元ハローバイバイ･関暁夫が同番組内で取り上げて以降､視聴者の間でも話題になったフリーメイソンだが､その実態は未だ謎に包まれた部分が多い｡
フリーメイソンとは､簡単に説明すると､イギリスを中心とした友愛団体｡同時に秘密結社であり､全世界に約300万人もの会員数を誇る巨大団体だ｡
元々は石工職人の組合であったものが､序々に職業とは関係ない者たちが加入するようになり､職人団体から友愛団体に変革したと言われている｡
正式には団体名はフリーメイソンリー､各個人会員をフリーメイソンと呼ぶのだが､そのフリーメイソンだったとされる人物の中には､世界中の著名人が名を連ねており､日本でも民主党･鳩山由紀夫元総理大臣の祖父･鳩山一郎や､第43代内閣総理大臣･東久邇宮稔彦王､海外ではアメリカ合衆国の歴代大統領の多くがフリーメイソンだと言われている｡
その他世界中に会員がいるため､｢この世界はフリーメーソンが支配している｣といった都市伝説も生まれてくるわけだ｡
ではここから､『やりすぎコージー』内で紹介されたフリーメイソンにまつわる都市伝説について､いくつか紹介していこう｡
まずは､1ドル札のフリーメイソンについて｡
アメリカで流通している1ドル札の裏の左の円には､ピラミッド､その頂点には目､ピラミッドの周りには英文字で｢ANNUIT COEPTIS NOVUS ORDO SECLORUM｣と描かれているが､ピラミッドを中心に六芒星(星型六角形)を書き､その各頂点が指す文字を繋げて読むと｢M･A･S･O･N｣となり､フリーメイソンを意味していると言われている｡
六芒星は､定規とコンパスで構成されたフリーメイソンのシンボルマークである｡
また､右の円には､鷲とその頭に13個の☆が並べられているが､それらは六芒星の形に並んでいる｡
さらに1ドル札の表には､アメリカ財務省のマークが描かれており､財務省のマークの天秤の下の星13個の部分がフリーメイソンのシンボルの定規に形が似ている｡
裏面の右の円では､鷲の右足がオリ−ブの葉と実､左足が矢をそれぞれ掴んでいるが､その数はいずれも13｡
先程のピラミッドも13段で､1ドル札には13にまつわる絵が5つ刷られていることになる｡
この"13"という数字､一般的にはアメリカ合衆国が独立したときの州の数を表しているというが､それだけではないというのが都市伝説｡
フリーメイソンに詳しい学者によると､この"13"という数字は､スコティッシュ･ライトを意味しているとの見解がある｡
スコティッシュ･ライトとは､フリーメーソンの三階位になると入会出来る団体｡こちらも秘密結社｡
スコティッシュ･ライトは四階位から三十三階位まで存在するが､"13"は"神聖な階位"とされ口に出して言ってはいけない､13階位｢ロイヤルアーチ･オブ･ソロモン｣を表しているとされるのだ｡
ロイヤルアーチ･オブ･ソロモンは､簡単に説明すると､神の名が刻まれた場所へ通ずる道を発見した3人の技師に王が与えた称号で､以降13階位の名称にした｡
そして､13階位の持つ意味は､ロイヤルアーチ＝神殿の基礎石､つまり国家でいえば成文化された基本法｡
1ドル札に"13"にまつわる物が多く描かれているのは､人々がもつ基本的権利の象徴として登場させた､のではないかというのである｡
アメリカ合衆国初代大統領で1ドル札に印刷されているジョージ･ワシントンもフリーメーソンの会員だったと言われ､同国を代表する建築物･自由の女神像もフリーメーソンからの贈り物であったことが石碑から確認できる｡
先ほどの1ドル札の都市伝説と合わせて､これらの事象が｢アメリカを作ったのがフリーメイソン｣という説の裏付けとなっているのだ｡
続いては､坂本龍馬にまつわる都市伝説｡
日本がフリーメイソンと関わりを持ち始めたのは江戸時代末期と言われている｡
一説では､1866年に日本に初めてフリーメイソンのロッジが建てられたというが､この1866年といえば､日本では歴史的な薩長同盟が結ばれた年｡
この二つの出来事の間には､ただならぬ関係性があった!?
坂本龍馬は当時､土佐藩を脱藩した浪士であり､薩長同盟という大役をやってのけるような立場でも無かった｡
実は彼の裏に黒幕･グラバーが存在したのだ｡
グラバーとは､本名をトーマス･ブレーク･グラバーといい､長崎県にはグラバー邸と呼ばれる観光スポットまで実在する大物｡
武器商人だったグラバーは､貿易拡大のため日本に上陸｡彼は､倒幕こそが貿易拡大に繋がると考え幕府の目をくらますために坂本龍馬に目を付け､大規模な武器の輸入を企てた｡
そして坂本龍馬は､日本初の商社｢亀山社中｣を設立する｡
亀山社中では､現在の金額にして約50億円もの大金を輸入に費やし､7800丁ものアメリカ製のライフル銃を購入｡
その2ヶ月後には長州藩に軍艦まで渡していたそうだが､実際はグラバーが武器を売るためのダミー会社だったという｡
さらに､グラバー邸では初代総理大臣･伊藤博文と密会が行われていたとし､伊藤博文ら長州藩主をフリーメイソン発祥の地･イギリスへ送り込んだ｡
グラバーはまもなく､薩摩藩主の面々も同じくイギリスへ渡航させ､フリーメイソンの自由･平等･博愛という精神を植え付けさせた｡
薩長両藩主に倒幕への志を芽生えさせたところで､坂本龍馬という仲介人を立て薩長同盟を実現し倒幕という革命を陰で操る黒幕となったのである｡
グラバーは､倒幕側のみならず､幕府側の人間とも接触を図っており､その人物とは西周｡
15代将軍･徳川慶喜の政治顧問を務めていた彼とグラバーが関わりをもった理由は､西周がオランダへ留学した際､彼自身がフリーメイソンに入会していたから｡
こうして､フリーメイソンの精神を重要人物に浸透させることに成功したため､明治維新が実現したのだという｡
幕末にこのようなエピソードが隠されているなら､戦後にもフリーメイソンに纏わる都市伝説は多く存在する｡
日本最大の電波塔である東京タワーには､戦後日本の改革を進めたマッカーサーが大きく関わっているとされている｡当のマッカーサーもフリーメイソンの一人｡
フリーメイソンの階級は全33階級だが､この"33"にちなんで､東京タワーを昭和33年に完成させ､高さを333mにしたという｡
東京タワーの下には日本グランドロッジが堂々と存在している｡
さらには､電波のみならず紙幣にもフリーメイソンが関わっているとされ､千円札の富士山を透かして見ると富士山の上部に野口英世の目が重なるが､これが1ドル札に描かれているピラミッドとその頂点にある目と似ていることから千円札が意図的に造られてのではないかとする説や､一万円札に福沢諭吉がずっと描かれ続けている理由が､彼がフリーメイソンであったという説もある｡
福沢諭吉だけではない｡旧五千円札の新渡戸稲造､旧千円札の夏目漱石までもフリーメーソンだったとする見解もあり､日本の紙幣に描かれた人物の中でフリーメイソンと関わりが無いのは聖徳太子のみとする説まで存在する｡
また､現在発行されている紙幣と硬貨を合わせると､18,666となる｡
(1万+5千＋2千＋1千=１万8千)
(500円＋100円+50円＋10円､5円＋1円＝666円)
"666"は"悪魔の数字"とされ､足した合計値"18"の日数に世界的な事件が起きているとされる不吉な数字だ｡
何故この数字が日本の通貨と関わっているかというと､マッカーサーが戦前の日本に根づいていた祖国に対する忠誠心を崩壊させるために仕込んだという｡
他にも､AMラジオの周波数を足すと18になり､これもマッカーサーが意図的に行った政策だとされている｡
では､倒幕の立役者･坂本龍馬が何故紙幣になっていないのか｡それは単純に彼がフリーメイソンではないからだという｡
やはり彼はグラバーの操り人形だったのか｡
フリーメーソンの鍵を握る国は日米だけではない｡
クフ王･メンカウラー王･カフラー王を被葬したとされるギザの三大ピラミッドも､実はフリーメーソンが最高儀式を行うためのロッジとして使用していたとの説､いわゆる｢フリーメーソンロッジ説｣が存在する｡
ピラミッドは人類初の儀式神殿であり､エジプト神話に伝わる天空と太陽の神･ホルスの目が万物を見渡すことが出来る目として､フリーメーソンのシンボルに取り入れられた｡
フリーメーソンのシンボルは､ピラミッドの上に人間らしき目が描かれているが､これこそホルスの目｡
さらに､ツタンカーメンの遺跡と1ドル札に描かれている鷲は同じ物だという｡
時は流れ21世紀になった今でも､日本とフリーメイソンの関わりは深く､鳩山由紀夫らが2008年4月に開講した｢鳩山友愛塾｣の理念がフリーメーソンの理念とうり二つであり､鳩山由紀夫もフリーメイソンだとする記事が一部月刊誌で報じられた｡
秘密結社たるゆえ､活動内容は非公開のフリーメイソン｡
関暁夫にはぜひとも､フリーメイソンの全貌を明らかにするまで､都市伝説を追いかけ続けて欲しい｡
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