世間を賑わせた"歓進帳"の真実
今月7日に営まれた漫画家、赤塚不二夫氏の葬儀・告別式で参列者の涙を誘ったタレント、タモリ(62)の弔辞は、やはり白紙だったことを、元テレビプロデューサーの横澤彪氏(よこざわたけし=70)が明かした。

赤塚さんに才能を見いだされたタモリが「私もあなたの作品の一つです」など、心情を吐露した弔辞弔辞のニュースはテレビや新聞でも報じられ、中には文字起こしした全文掲載をしたスポーツ紙もあった。

タモリ弔辞を読む様子がテレビで放映されると、「実は白紙だったのではないか」との声があがっていた。

そこで、11日に「笑っていいとも!」のスタッフの通夜で偶然、タモリに会ったという横澤氏が、単刀直入に「(弔辞の紙は)どうだったの?」と問いかけると、タモリは、あっさりと「勧進帳ですよ」と認めたという。

「『最初は紙に書こうと思っていたんだけど酒を飲んで帰ったら、面倒になって“赤塚さんならギャグでいこう”って』ことになったんだって」と横澤氏はタモリに代わってその真相を語った。

「勧進帳」は、山伏姿の義経一行を関所から逃げのびさせるため、弁が「本物」と思わせるよう白紙の勧進帳を読み上げるなどして危機を脱する話だ。

も真っ青のタモリの演技に、ネットでは「さすがタモリ」「タモリさんの才能の奥深さを痛感した」といった賞賛の声があがっている。
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