大家族･渡津家の長女が彼氏を連れて交際報告! その時父親は･･･

島根県浜田市に住む2男12女16人の大家族･渡津家の長女･愛が､実家に彼氏を連れてやってきた｡母親･渡津泉が17歳の時に産んだ､14人兄弟の長女｡幼い頃から妹･弟の面倒見がよく､現在は看護師として働いている｡

4月1日に放送されたテレビ東京系『貧乏に負けるな!? 2男12女ワケアリ大家族パート10』で､2012年12月30日に愛が栃木県から帰省｡彼氏は両親に挨拶するため遥々やって来た｡父親･渡津健治が待つ部屋へ二人揃って行くも､彼氏との初対面で父親は目を合わそうとしない｡しばらく経って､ようやく重い口を開けた｡
｢ワシもまぁこういう職業に就いて､女房と一緒になって､12年｡愛さんも小さい中学校にあがる頃から一緒になって､ワシも血は繋がってないんだけど一生懸命育てたつもりだけど｡ワシがやっぱ働かんと意味ないし､遊んどる男っていうのは､ワシは最低だと思うし｡愛さんの事だけは頼んます｡｣

娘の幸せを託すという父親の言葉に､彼氏も｢お互い間違ったことは嫌いなんで｣と意思表示｡口数こそ多くなかったが､互いに気持ちを伝え合った｡
彼氏が部屋から出て行った後､父親は｢ワシはパッと入ってきた瞬間､誠実そうでいい男だって思ったけど､これから長続きしてくれりゃいいなって思うけどね｡｣と､好印象を抱いている事を明かした｡

その夜､彼氏が手土産で持参した日本酒を嗜みながら､父親･愛･彼氏の3人で改めて語り合った｡父親が｢ウチの家族の輪を分かってもらえたら一番えぇかなって思う｡あとはお互い次第やけ｡ざっくばらんに｣とお酒片手に言うと､娘の愛は｢私ちゃんと嫌な所は言うもん! こことこことここが嫌って｣と返答｡
｢お互い話せるようになるのがいいけぇ｡やっぱ正月前に話して､笑いで過ごすんよ｡笑いで過ごしたら､それで終わりやもん｡ワシはやる事はやっとる｡｣と､夫婦対等に物事を言い合える関係が望ましいと伝えた｡

父親が､長女が彼氏を連れて来て喜んでいるのにはもう一つ理由がある｡母親はバツ2であり､長女から9女及び長男は母親の連れ子｡渡津健治とは直接血の繋がりが無い｡
｢ワシのこと嫌いやったらわざわざ帰ってこんよね｡ワシとしては血の繋がってない子が多い｡そういう子が正月に集まってくれるのが一番嬉しい｡｣

長女に限らず､正月は実家を出て独り立ちした子供達が皆帰省してくる｡久々に大家族が一同に集う光景が､何よりも嬉しい｡そして､｢最近もうちゃん付けで呼ばれなくなったもん｡これほどね･･･最近まで"お父さん"なんて呼んでくれなかったもん｡ずっと"健ちゃん"って言われてて｡『お父さん､お年玉｡これ使って』って目の前で言ってた｡ありえんもん｡まさかないって思ったけん｡絶対呼ばれんなって思ったもん｡｣と､連れ子たちが自分を"お父さん"と呼んでくれるのが､再婚した者としてこの上ない喜びなのだ｡
あまりの嬉しさに､父親は日本酒が進み､話し途中で酔い潰れてしまった｡ぐったりした父親を､看護師の本領発揮とばかりに介護する長女の姿は､とても微笑ましかった｡

順調に交際が進展すれば､結婚や妊娠報告もそれほど先の話ではないだろう｡祖母や家族一同､新たな生命の誕生を心待ちにしている｡

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