山本真純から鈴木君枝・川田亜子・松宮一彦まで! アナウンサー自殺ヒストリー
7月27日、日本テレビアナウンサー山本真純が宮城県仙台市青葉区内のマンション前で亡くなっているのが発見された。
山本真純アナウンサーは1999年に日本テレビに入社。『NNNニュースプラス1』『NNN Newsリアルタイム』のサブキャスターや『踊る!さんま御殿』のナレーションなどを務めてきた。

私生活でも、2009年3月3日に"ひな祭り婚"として婚姻届を提出。公私ともに順調な生活を送ってきたが、近年は番組への出演機会は減少していた。

あまりに突然の死だったため、27日放送の『踊る!さんま御殿』は通常通りナレーションとして最後の肉声が流れ、追悼テロップでは触れられなかったものの、日テレアナウンスルームには死を悼むコメントが掲載されている。

山本真純は今年34歳。早過ぎる死の原因は何だったのかは明らかとなっていないが、日本テレビでは2007年2月に大杉(旧姓:鈴木)君枝アナウンサーが飛び降り自殺で亡くなっている。

大杉君枝のケースでは、前年(2006年)10月に高齢出産で待望の男児が誕生。
しかし出産後から原因不明の「線維筋痛症」を発症。全身の痛みに耐える日々が続いた末の自殺だった。

彼女は1987年に同局に入社。『ズームイン!!朝』『ザ・情報ツウ』といった朝のワイドショー番組でその顔を目にしていた視聴者も多いだろう。出産後は、ナレーションの仕事を主に担当していた。

持ち前の明るさが取り柄だと自らも語っており、カメラの前では笑顔を振り撒いていたものの、その裏では壮絶な葛藤があったはず。同僚のアナウンサーにも落ち込んだ姿は殆ど見せたことがなかったという。

また、日本テレビ以外では、元TBSの川田亜子アナウンサーが2008年5月に車の中で死亡しているのが発見された。
車の中からは遺書と練炭が見つかっており自殺だと判断、遺書には家族への感謝の言葉が綴られていたそうだ。

川田亜子は未婚であり、他の二人とは私生活の面で差異があるものの、後日ストーカーに悩まされていたことが報道され、盗聴に脅えて精神的に不安定な状態が続いていたという。
自宅マンションにまで足を運びオートロックを内部まで侵入してきた男性がいたようで、川田亜子は専門業者に相談を持ち掛けていたが、依頼が一度あったきりでその後は進展がなかったが最悪の結末を迎えてしまったというわけだ。

さらに遡れば、元TBSアナウンサーの松宮一彦が、1999年9月、45歳という若さで自殺を図っていた。
松宮一彦は同局が誇る伝説の人気番組『ザ・ベストテン』などに出演。一時は"ポスト久米宏"とも言われていた存在だ。

彼のケースでは、遺書は見つかっていないが私生活で女性問題・交通事故など人生を大きく左右するトラブルに巻き込まれており、狂言自殺をしたこともあった。

上記以外でも、元日本テレビアナウンサー・米森麻美が2001年に急逝(死因は親族の希望で非公開)。長男出産後僅か3ヶ月後の突然死だった。

以上、大杉君枝から米森麻美まで4人のアナウンサーのケースを見てきたが、おおよそ共通して言えることは私生活で何かしらの大きな変化が訪れたこと、そしてその変化が彼らを想像しがたい程精神的に追い詰めていたことだ。

山本真純については、現在のところ私生活でのトラブル等は取り沙汰されていないが、結婚生活または仕事が減りつつ合った状況が、彼女にダメージを与えていた可能性は十分考えられる。

一見華やかに見える女子アナの世界だが、その台裏では肉体を酷使したり人間関係など、むしろドロドロした中で過ごす時間の方が多かったのかもしれない。
一刻も早く死の原因・理由を追究し、再発防止に全力をあげてもらいたいものだ。
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