2000本安打目前の小久保､腰痛の状態は｢かなり深刻｣リハビリ未定で長期離脱も…

先月25日､腰痛のため戦列を離れていた楽天･田中将大投手が1軍に合流｡
交流戦対策のフリー打撃で快音を連発するなど明るい表情で練習をこなし､星野監督も､
｢あいつは敗戦処理｡本人にもそう言ったよ｣(日刊ゲンダイより)
と冗談が出るほど上機嫌だった｡

対照的に沈痛な面持ちだったのがソフトバンク･小久保裕紀内野手｡
2000本安打にあと1本と迫りながら､開幕から悩まされていた腰痛が悪化｡
先月25日に福岡市内の病院で検査を受けた結果､｢椎間板ヘルニア｣と診断され､出場選手登録を抹消された｡

小久保は､
｢この状態で出場しても結果は残らないだろうということ｡いい状態でプレーするのもプロの一つの役目｣(スポニチアネックスより)
と気丈にコメント｡
｢10日間(で復帰)というのは視野に入れています｣(同)
と早期復帰を誓ったが､ヤフードームからの帰り際には足を引きずるなど痛々しい姿を見せていた｡

ソフトバンクファンだけでなく､全てのプロ野球ファンが待ち望んでいる2000本安打達成｡
しかし､チーム関係者は腰の状態が予想以上に深刻であると明かしている｡

｢小久保は以前から腰痛を患っており､本人も古傷の症状が悪化したものだと思っていた｡ヘルニアと診断されてショックを受けていた｡本人は『しゃべるのも痛い』と言っていて､状況はかなり深刻です｣(日刊ゲンダイより)

折りしも､先月22日に元同僚の阪神･城島健司捕手が椎間板ヘルニアの手術を受けた｡
城島は今季中の復帰を目指すと宣言しているが､現時点ではリハビリすら始めることができていない状態だ｡

小久保は29日から予定していた練習再開を延期｡
秋山監督も､
｢(小久保がリハビリを開始するのは)まだまだだよ｣(同)
と長期離脱を示唆した｡

過去8度の手術を乗り越えている小久保だが､大記録達成を前に､野球人生最大の試練を迎えている｡

(2012年6月3日)

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