ソフトバンク･小久保が来季引退!? 年俸3億円現状維持は功労金変わり!?

昨年末､ソフトバンク･小久保裕紀内野手が契約更改交渉を行い､現状維持の3億円で一発サイン｡
会見では､
｢大変ありがたい契約を頂いた｣(ニッカンスポーツより)
と満足げな表情を見せた｡

しかし､現状維持という査定にはいささか疑問が残る｡
小久保は今季､度重なる故障で4度の二軍落ちを経験｡
出場は98試合にとどまり､打率.269､10本塁打､48打点という主軸としては物足りない成績に終わった｡

まして､ソフトバンクは一昨年より成果報酬型の査定制度を導入｡
これは過去の実績を重視せず､シーズンの活躍に応じて年俸が変動するもので､選手にとっては故障などでの離脱が即大減俸につながる｡
当然選手からの評判は決してよくなく､FAで巨人へ移籍した杉内は最後まで同制度の改善を訴えたほどだ｡
日本シリーズで歴代最年長MVPを獲得したとはいえ､出場100試合に満たなかった小久保が現状維持では､他の選手へ示しがつかないのではないだろうか｡

しかし､球団関係者は今回の査定には"ある意味"が込められていると指摘｡
なんと､小久保は来季がラストシーズンになるというのだ｡

｢小久保はすでに40歳｡いつ引退してもおかしくはないが､2000本安打まで残り38本に迫っている｡
スラッガーを自負し､かつては『ホームランが打てなくなったらオレに価値はない』と話していたこともあり､大台を達成したら引退が濃厚｡
ホークスの功労者ということもあり､3億円は大記録のご祝儀兼功労金の前払いのようなものではないか｣(日刊ゲンダイより)

小久保は今月4日､自主トレのため米･アリゾナへ出発｡
オフに手術した首の状態も良く､2000本安打に向けて､
｢1試合1本を最低目標にして5月中に達成し､シーズン中盤に個人的なことで騒がれないようにしたい｣(ニッカンスポーツより)
と意気込みを語った｡
"前金"をもらった形となったが､日本一のキャプテンに気の緩みはないようだ｡

(2012年1月8日)

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