カラマーゾフの兄弟
[第10話]
03/16放送

涼(林遣都)が詩織(安藤サクラ)の墓に行くと、八重子(山野海)がいた。
そこで、八重子は文蔵(吉田鋼太郎)が梨沙(岩田さゆり)という女性を孕ませた時のことを語る。
詩織は文蔵から冷酷に追い返された彼女に金を渡すよう、八重子に頼んだのだという。

一方、満(斎藤工)の接見を終えた勲(市原隼人)は廊下で加奈子(高梨臨)と出くわす。
加奈子も満の面会に来たのだ。彼女は満に部屋を引き払うことにしたと伝える。

屋敷に戻った勲は情報を整理するが、満を無罪にすることは難しかった。
そこへ、涼が入ってきて、八重子から聞いた話を告げた。
梨沙は子供を産んだ後、他界したらしい。涼は文蔵のもう一人の子供にも父の死を伝えようと言う。

涼はその子供の居場所を突き止めようと、梨沙が出産した病院を探す。
やがて、梨沙の子供と同じ施設で育ったという男と会い、写真を見せてもらった。
それを見た涼は驚愕し、勲に電話するが出ない。

勲はバーで会った久留美(芳賀優里亜)の言葉に気に掛かり、満に確認する。
事件当日、久留美はどこにも行かなかったと言っていた。
だが、満は家に電話し、末松(松下洸平)から久留美が来ると言われたらしい。
それで、満は家にやってきたのだ。

勲からなぜそんな嘘を付いたのかと聞かれた末松は、この日を待っていたと不敵に笑う。
末松は梨沙の子供だったのだ。
母が文蔵に捨てられたことを知った末松は復讐を誓って、黒澤家に入り込んだのだった。
末松は勲の心の声を聞いて、文蔵を殺したと告白した。

その頃、涼は警察へ急ぎ、入江(滝藤賢一)を連れて、屋敷へ向かっていた。
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キャスト
黒澤勲 / 市原隼人(いちはらはやと)
黒澤家の次男。理知的で感傷を嫌うクールなニヒリスト。
黒澤満 / 斎藤工(さいとうたくみ)
黒澤家の長男。失業中でヒモのような生活をしているいい加減な男。
黒澤涼 / 林遣都(はやしけんと)
黒澤家の三男。精神科医を目指す医大生。

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