相棒season7
[第13話]
右京(水谷豊)のもとに順子(濱田マリ)という女性がやってきた。01/28放送
彼女の息子・拓海(田中碧海)には予知能力があり、銀座のクラブに泥棒が入ると言っているという。
やがて、その予知通り、銀座のクラブで強盗殺人事件が発生した。
殺されたのはママの真紀(岩本千春)のタクシー代節約のために、毎晩車で迎えに来てくれていた夫。
その日も閉店後にやってきたところを強盗に見つかり、殺されてしまったらしい。
右京は順子の別れた夫・斎木(谷川昭一郎)と会う。
順子はかつて超能力少女として騒がれたことがあった。
だが、テレビの生放送でインチキをしてしまい、非難が殺到。
両親の離婚にまで発展してしまったらしい。
そんな苦い経験を持つ順子は拓海の超能力を開拓しようと必死なのだという。
順子によると、拓海はたまたま通りがかった家の不幸や離婚も予期しているという。
警察は順子がその家に盗聴器を仕掛けているのではないかと考え、捜査を開始。
案の定、順子の家から盗聴器が発見された。
だが、それは受信機ではなく、発信機。順子の家が盗聴されていたのだ。
そこに帰宅した拓海は盗聴のことを口にし、順子は改めて彼の超能力を主張する。
右京は盗聴器を仕掛けたのは斎木だと推測した。
斎木はしばらく拓海に会ってないと言っていたにもかかわらず、超能力が開花したことなど詳しすぎる。
そのことを追及された斎木は拓海のことが聞きたかっただけだという。
そんな中、拓海が「強盗が拳銃を捨てる」という予知を告げる。
そして、実際に拳銃が発見された。
さらに、拓海はクラブに入った強盗が今度はコンビニに入ると言う。
実際に襲われたのはコンビニの近くの不動産屋だった。
しかも、クラブで殺された被害者が働いていた会社。
彼の持っていたロッカーの鍵は死後も回収されていなかったのだという。
右京は拓海の帰宅時間の通学路で盗聴を調査。
あるアパートから盗聴被害が判明し、右京は任意捜査に踏み込む。
住人は多額の現金を隠し持っていた。
取り調べの結果、クラブ強盗殺人の犯人だと分かる。
男は真紀が共犯だと自白。
事業に失敗し、おしぼりを納品する業者で働いていた彼は真紀と親しくなった。
お互いに金に困っていた2人は、真紀の夫を殺して保険金を手に入れようと画策したのだ。
一方、拓海は歯の治療をしたばかりだったが、その金属が盗聴器の電波をキャッチし、お告げのように聞こえていたことも分かる。
03/11
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キャスト
杉下 右京 / 水谷豊(みずたにゆたか)警視庁組織犯罪対策部で特命係係長を勤める男。
東大の法学部を卒業後に単身渡英。
帰国後、国家試験に合格して警察庁に勤めることとなった。
難解な事件の解決には必要不可欠な存在だが、切れ過ぎる頭脳と何を考えているのかがサッパリ分からない性格が災いして「変人」扱いされている。
亀山 薫 / 寺脇康文(てらわきやすふみ)
警視庁組織犯罪対策部に勤める特命係員。
自ら事件を解決してやると意気込みだけはするのだが、結局は杉下右京の頭脳に頼ってしまう。
お人好しで、腰が重いわりには口が軽く、秘密といわれていることもすぐに口に出して言ってしまう困り者。
亀山美和子 / 鈴木砂羽(すずきさわ)
亀山薫と同じ大学の出身で、その頃から大学の新聞部に所属していた。
卒業後に帝都新聞・社会部に所属。警視庁記者クラブに属し数々の事件を追ってきた記者である。
その後、帝都新聞社を離れフリー記者となり、今も事件を追っている。
薫と結婚してからは仕事を続けながらも夫を支えている。
宮部 たまき / 高樹沙耶(たかぎさや)
小料理屋「花の里」の女将として働いている女性で右京の別れた元妻でもある。
お互い納得しての離婚であった為、今も右京は度々「花の里」を訪れ、事件解決の糸口を彼女の助言から探している。
右京が事件を解決するのに欠かせない存在である。
伊丹 憲一 / 川原和久(かわはらかずひさ)
特命係を必要以上に嫌う捜査一課の刑事であり、“トリオ・ザ・捜一”のリーダー。
特に亀山薫への扱いはひどく、顔を合わせるたびに言い争いをしている。
ただ、人一倍正義感が強いという点だけは似ている。
三浦 信輔 / 大谷亮介(おおたにりょうすけ)
伊丹率いる“トリオ・ザ・捜一”の一人。こちらも特命係2人の行動には迷惑しているといった様子だが、伊丹と唯一違うところは、影ながら右京の捜査能力を認めているということ。
普段は感情の激しい伊丹をなだめる役もかっている。
芹沢 慶二 / 山中崇史(やまなかたかし)
伊丹率いる“トリオ・ザ・捜一”の一人で他の2人とはそこそこ年齢が離れている後輩刑事。
若手である為に右京や薫に逆らえず、捜査情報を提供することもあり、それがバレて伊丹によく怒られている。
米沢 守 / 六角精児(ろっかくせいじ)
右京という人間を完ぺきに理解しており、警察内ではほとんどいない“右京理解者”の鑑識官。
鑑識の腕は抜群で、無理を言う右京のリクエストにバッチリ応える。
特命係に親切なのは彼自身が捜査一課という警察の組織体制が嫌いだからという話もある。
大河内春樹 / 神保悟志(じんぼさとし)
警視庁内警務部の人事第一課で主任監察官として活動している男。
普段は主に警視庁に所属する警察官の不正を捜査している。
特命係も捜査の対象ではあるが、右京の捜査を理解している男でもあり、彼らに危険が及ぶ上層部の行動があった場合などには事前にその内容教えてくれる。
冷酷な顔つきをしながらも仲間を想う気持ちは持っている。
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