｢有田とマツコと男と女｣に出演､ルイヴィトンデザイナー･榎本理沙は職業詐称!?

6月21日放送のTBS系『有田とマツコと男と女』に､途轍もない肩書きを誇る女性が登場した｡なんと世界最高峰のラグジュアリーブランド､LOUIS VUITTONのデザイナーを務める榎本理沙という名の女性が出演したのだ｡

実は彼女､以前も同番組に出演していた｡2011年7月15日放送分では､BURBERRYのチームディレクターを務め､夢はパリコレ出展だと野心高く語った｡それから約1年､｢転職しました｣と話す彼女はヘッドハンティングでLVMH(モエ･ヘネシー･ルイ･ヴィトン)フランス本社勤務だと明かした｡年収は1,000万円｡彼女曰く､日本とフランスを行き来する生活だという｡

1つのブランドにデザイナーが何十人何百人もいるわけもなく､世界中から選び抜かれた才能の持ち主だけが結集されるコレクションブランドのデザインチーム｡日本人がその一人に入るだけでも偉大な快挙であるが､榎本理沙の発言には信憑性が全くと言っていいほど無い｡

榎本理沙がアメブロに開設するオフィシャルブログは､"ドクモカフェ公式ブログ"の括りに含まれる｡ドクモカフェとは､『CanCam』『Ray』等人気ファッション誌の読者モデルを務める女性が所属する事務所の名称(※正式社名は株式会社DCM)であり､彼女たちを紹介するポータルサイト｡
彼女もフジテレビ系『めざましテレビ』のロケに行ったり､ドクモメンバーの番組『ドクモカフェTV』に出演したりと､タレント業を展開中｡

読者モデルと世界一流ブランドのデザイナーを兼任するという時点で違和感を覚えるが､さらに榎本理沙はブログで､｢ミスユニバース2012の予選通過することができました｡まずは東京大会代表になれるよう12日頑張ってきます｡｣とミス･ユニバースにエントリーしたことを報告｡
2～3日ブログの更新が止まった2011年10月には｢遊び過ぎて全然更新出来ずごめんなさい｣と日本での生活を満喫する様子を綴っている｡

ブログは一日に複数回更新されることも珍しくない｡にも関わらず､BURBERRYを退職したこと､LOUIS VUITTONに転職したこと､フランスへ渡航すること等デザイナー業に関する話を過去一年間遡っても言及していない｡
また､別のエントリーでは｢久々に西武渋谷店BURBERRY BLUE LABELに行きました昔にここで働いてました笑先輩も後輩も元気そうでなにより｣とショップ店員として働いたいたと述べている｡

榎本理沙は現在23歳｡高卒で社会人になったとして､ショップ店員から短期間でチーフデザイナーに就けるとは到底考えられない｡
『有田とマツコと男と女』のOAを見て彼女を知った視聴者から｢昔からデザイナー目指してた?｣とブログ宛に質問が寄せられ､それに対し榎本理沙は｢物心ついたときから医者を目指していたし､学生時代も医者になるための勉強してました｣と回答｡
経歴を踏まえて高卒なのは間違いないが､高校時代から医学の勉強をしていたのだろうか｡もはや何もかもが支離滅裂だ｡

本当にLOUIS VUITTONの本社勤務デザイナーなら､クリエイティブディレクターのマーク･ジェイコブスやキム･ジョーンズと一緒に仕事する風景や2ショット写真でも見せて欲しいものだ｡

◆関連ニュース