女子小学生の"JSガール"が異常! とんでもない金の使い方や所持品の数々!
高校生なら『Seventeen』や『Popteen』、中学生なら『ニコラ』とティーンエージャーを対象に据えたファッション誌が店頭に並べられている昨今、小学生をターゲットにした雑誌も珍しくなくなった。『ニコラ』の姉妹誌『ニコ☆プチ』や、『ピチレモン』『ラブベリー』(※現在は廃刊)は中学生から下は小学校高学年までターゲットを広げ、オシャレに興味を持ち始めた思春期の女子を取り込もうと誌面を構成。
俗に高校生を"JK"、中学生を"JC"と称するのに倣って、近年は彼女達を"JSガール"を呼ぶ慣習が浸透している。
"JSガール"は小学校1年生から6年生までを指す。義務教育真っ只中の世代であり、当然自分でお金を稼ぐ能力はない。よって必然的に親が子供の洋服を買ってあげるのだが、"蛙の子は蛙"。金銭感覚が耳を疑うぐらい乱れているのだ。
4月3日に放送されたフジテレビ系『めざましテレビ』によれば、JSガールの1ヶ月に費やす洋服代は平均3万4,670円だと判明。これは、イベント「プリティーガールズドリームチャレンジ2012」に訪れていた親子に調査した結果で非常にファッション熱が高い人が対象になっている。とはいえ、小学生で1ヶ月に3万も洋服代に費やしている人がザラにいる結果に、スタジオでモニタリングする三宅正治アナウンサーは勿論、20代の生野陽子アナウンサー、長野美郷キャスターらも唖然とした表情を浮かべた。
子供に3万円も使う代償というべきか、同調査でお母さんの洋服代は平均1万2,285円。約3分の1だ。お父さんのお小遣いでさえ月3万円未満の家庭があるのだから、パパ世代の三宅正治は呆れるばかり。
母親たちの言い分は、「お金かけられるようになるっていうのは少子化のせいなのかな」「私達が子供の頃はこんなにブランドが無かったし、自分が小さい時に出来なかったので子供にはオシャレさせてあげたい」と、要は自己満足とも思える内容。少子化と分かっているなら将来に向けてしっかりとした子に育てなければ、という発想はないのか。
JSガールのバッグの中身にはiPhoneなどスマートフォンが入っていたり、コテや化粧品、名刺入れまである。名刺はお父さんが作ってくれるという。こうなると三宅正治の溜め息は止まらない。父親まで娘の過剰なオシャレ心に便乗しているのだから。
ただし、オシャレに励むことで、「人見知りが少なくなった」「友達が増えた」とメリットもあるそう。ファッションが大好きな女の子同士が仲良くなるキッカケになるのかもしれない。
彼女達の価値観を知る上でヒントとなる、番組のアンケート調査を見てみると、
・将来の夢は?
1位 モデル
2位 ダンサー
3位 学校の先生
4位 歌手
5位 ショップ店員
・憧れの有名人は?
1位 ローラ
2位 香里奈
3位 板野友美
4位 安室奈美恵
5位 益若つばさ/芦田愛菜
ご覧の通り、体型は女子小学生でも感性はもはや20歳前後の女性と変わらない。4位に安室奈美恵がランクインするように、JSガールは将来ダンサーや歌手といった華やかなエンターテイメントの世界に憧れている子が多い。
それでも、イマドキガール・青野楓が「高校生ぐらいから雑誌が好きでモデルを目指しました」と話すと、三宅正治は「それが普通ですよね」とホッと胸を撫で下ろす素振りを見せた。
オシャレや美容に興味を持つのは悪くないが、いっぱい食べて運動して勉強する、本来あるべき小学生の姿からかけ離れて熱中するのは、大人から見れば不安が募るばかりである。
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