AKB48高橋みなみがNMB48に｢教えてたかみな先輩｣開講&山本彩とキャプテン対談

AKB48チームAキャプテン･高橋みなみが4代目女性MCとして出演する関西テレビ『MUJACK』5月6･13日放送回は二週連続でAKB48の妹分･NMB48がゲストで登場｡
高橋みなみはNMB48の劇場公演にサプライズ出演する特別企画を実施したり､吉本興業のお笑い芸人に教えを乞うコーナーも設けられた｡

特にNMB48にとって刺激的で視聴者の間でも好評だった企画が､｢教えてたかみな先輩｣という高橋みなみがNMB48と質疑応答を行うものと､｢高橋みなみ×山本彩キャプテン対談｣｡
チームAのリーダーでありグループ全体のキャプテンという重責を背負って耐えてきた高橋みなみの話は非常に重みがありまだまだ新人のNMB48が学ぶべき点ばかり｡

とある街の公園に､高橋みなみを取り囲むようにNMB48メンバーが座って開かれた｢教えてたかみな先輩｣でのやり取りは､互いにリラックスしながらも話を聞く目は真剣そのもの｡

門脇香奈子｢私はどうしても朝が弱いんですよ｣
高橋｢根性だよこれは根性｡私集合の4時間前に起きるからね｡何があっても遅刻しなんですよ二度寝しようが､4時間あったら｡｣

木下春奈｢AKB48に入って今までで一番辛かった仕事は?｣
高橋｢あららら､これ出ましたねー｡うーん､ドッキリかな｡皆知ってんじゃないかって思うんだけど､本当だからさー｡どういうモチベーションで臨めばいいか分からないんだけど｡でも何か面白い事返した時にすごい笑ってくれるから､何でもオイシイと思うことが大切だなって思いました｡｣

森彩華｢ダンスのレッスンとか何時間ぐらい?｣
高橋｢主に自主練だよね｡でも寝る前にやるとすごい覚える｡寝る前の2時間と朝起きてからの2時間がすごい覚えるから｡朝の2時間すごいよ｡｣

吉田朱里｢自分のキャラが定まっていなくて､キャラの見つけ方とかあります?｣
高橋｢キャラはね､ゆっくり考えたほうがいいよ!もうファンの人に浸透したあとじゃ直せないから｡特に自分がなりたいと思うキャラは辞めたほうがいいかもしれない｡最初中森明菜さんみたいなクールキャラでいこうと思って､最初のMCとかスゲークールにやってたんだけど､途中で"なんて自分がつまんないんだろ"と思って｡皆そうだと思うけど､面白い事言いたくなるじゃん｡(そうすると)このキャラ辛いなって(なるから)｡｣

過密スケジュールが続く生活は､時に早朝から仕事が始めることも珍しくない｡
そんな時でも高橋みなみは絶対に遅刻しないよう､集合の4時間前に起床するという｡
さらに個々の仕事が増え中々全員が集まれる時間が取れず､自主練メインを余儀なくされる状況下で疲れ切っているはずの夜や起き抜けの朝に練習するのだから､流石の一言｡

もはや理屈云々ではない｡ファンを楽しませるプロのエンターテイナーとして最適で不可欠な選択肢を選び自分の体にムチを打ってでも貫こうとしているように思える｡

ただ一人､NMB48の近藤里奈は｢好きなスイーツとかありますか?｣と仕事とは全く関係質問をしており､これには高橋みなみも｢クッキーとかお餅｣と回答｡全員でりくろーおじさんのきなこ餅を頬張っていた｡

NMB48キャプテンでAKB48の21thシングル｢Everyday､カチューシャ｣選抜メンバーにも選ばれた山本彩との対談では､より真剣な表情で自分の経験を基にしたメッセージを伝えていく｡
劇場公演で共演を果たした彼女たちを高橋みなみは｢NMB48の子は､なんか凄いパワフルだしハングリー｣だと評価すると､山本彩も｢ちゃんと自分の意見とかを言える子達です｣と返す｡

そして高橋みなみは山本彩に､自分が長きに渡り背負ってきたキャプテンという看板の重み･苦労について語り出す｡

｢キャプテンっていう名ばかりって一番嫌じゃない? 別に､キャプテンらしくあるって訳じゃないんだけど､背中を見せられるって言うか､黙っていても､あっ､こいつには叶わね～な!っていう風に思われる人じゃなきゃ言えないなって思うんだよね｡
掃除しててもさ､しない奴に注意されると凄いイラってくるじゃん! 『お前してないじゃん!』みたいな!
でも､やってる子には言われたら～『そうっすよね｡』みたいな･･･引かざるをえない状況にしなきゃいけない｡｣

AKB48のメンバーで､高橋みなみが総合キャプテンを務めていることに異論を持つ者はいないだろう｡
何故なら彼女は言葉通り誰よりも努力を積み､本気でAKB48のことを考えて日々行動しているからに他ならない｡

山本彩も｢たかみなさんは､凄いハートが強いというか｣と関心しきりだが､彼女は食い気味に｢気合い､入ってるから!｣とキッパリ｡
｢(何事も)挑戦だし､私も元々弱くて｡ほんと､全然弱かったよ｡今も凄く泣き虫だけどメンバーがさ､まだないと思うけど､卒業していったりとか､もし､これから2･3年一緒にいた仲間が卒業した時って凄っいね～辛いんだよ｡
どうしていいか分からなくなったりするんだけど､もう､そういう時はね､乗り越えていくしかないんだよ｡いっぱい流した涙の数だけ強くなれるから! いいと思う! いっぱい悩んで､いっぱい苦しんだら!｣

｢じゃあ､泣くことは間違いじゃない?｣と山本彩が改めて訊ねると､高橋みなみは優しく｢間違いじゃない｡泣いた方がいい､と思う｡｣と答えた｡

高橋みなみがAKB48メンバー有数の泣き虫であることはファンなら周知の事実｡
その涙も､AKB48を想う気持ちが強いからこそ､嬉しい出来事や悲しい出来事に対し敏感に涙腺が緩んでしまうのだ｡
対談だけでなく､劇場公演で大先輩と共演出来たというのも､NMB48にとっては貴重な経験となったに違いない｡

不動のキャプテンから魂を注入された山本彩及びNMB48は､先輩達と同じスターダムへの道を歩みたいのならば､高橋みなみの言葉を全員がしっかり噛み締めておくべきだろう｡

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