細木数子が復帰するにあたり裏で根回しした大御所タレントとは!?

かつて､TBS系『ズバリ言うわよ!』やフジテレビ系『幸せって何だっけ～カズカズの宝話～』に出演し一世を風靡した占い師･細木数子｡

その不気味すぎるオーラと､｢"地獄"に落ちる｣といった相手を突き刺すような毒舌で多くの視聴者を釘付けにした｡
賛否両論あったとはいえ､"視聴率女王"と呼ばれるほど多大な影響力を持ち､数多くいる占い師の中でも間違いなく一時代を築いた伝説の女である｡

2000年代中期には前出の2番組にレギュラー出演していた細木数子は､2008年3月､『ズバリ言うわよ!』の放送終了と共にテレビから姿を消す｡
そして9月21日に放送されたTBS系『爆!爆!爆笑問題』ゴールデンSPで約二年半ぶりとなる久々のテレビ出演を果たした｡

元々『ズバリ言うわよ!』の降板は細木サイドからの申し出と言われており､当時御年69歳｡体調面を考慮しての判断だった｡
その約5ヶ月後､2008年8月には早くも復帰説が流れ始める｡
『ズバリ言うわよ!』の後番組『大御所ジャパン』が予想通りの不調､また日本テレビも新たな占い師を発掘しようとしたが見つからず細木数子に白羽の矢が立った｡

細木数子自身も､
｢いずれ体調を整え､よき時期を選んで再度テレビに出演することもあるかと思います｣(引用:日刊ゲンダイ)
と大分その気にはなっていたという｡

同12月には､野崎輝著『細木数子の黒い真実』に対し､虚偽の経歴を記したり交際関係を暴露されたことで名誉を傷つけられたとして著者に1億円の損害賠償を求めていた訴訟に判決が下り､著者側に500万円の賠償命令が言い渡される｡
同書は､細木数子の占術は他人の盗作にすぎず､ごまかしで多額の利益を得ているといった内容を綴ったが､裁判員は｢真実との証明はない｣とし､彼女の鑑定の真実性は裁判によって保たれた｡

『爆！爆!爆笑問題SP』では､テレビから姿を消した2年半の間､全国各地で講演会を開催したり､旧邸で個別相談会を行っていたといい､今でもホストクラブで一晩に800～900万使うこともザラだと告白｡
"細木節"は相変わらず健在だ｡

細木数子は全国ネットの番組こそ2年半に渡り出演していなかったが､既に2010年元旦放送の関西テレビ『怪傑えみちゃんねるSP』に出演しており､上沼恵美子からオファーを受けたという｡
ここでも､上原さくらの男運を鑑定したりウド鈴木らの運命を占ったりと活躍｡

『快傑えみちゃんねる』をテレビ復帰の場に選んだのは､恐らく細木数子がブレイク前､約8年間に渡り同番組の準レギュラー扱いでほぼ毎週彼女を出演させていた過去があり､本人も､
｢上沼さんのおかげでしゃべる技術を身につけることが出来てとても感謝しています｡｣
と語っていたことがあった｡

全国ネットの番組ではあれだけ毒舌を振りかざしていた細木数子も､上沼恵美子に対しては非常に慕い､数々のお高い装飾品をプレゼントしていたそう｡

｢もう一度原点に戻り､勉強させて頂こうと思ったらお声がかかりました｣
と細木数子自身語っており､昔お世話になった芸能界の大先輩に義理を返したいといった想いがあったのかもしれない｡

約9ヶ月後､時間はかかったがTBS系で全国ネット復帰を果たし､早速今最も旬な池上彰を
｢最初のころはとても良かった｡最近は散漫になられたかな｡いいんでしょうかね､ああいう番組｡もう少しきちんとお勉強したほうがいい｣
とぶった斬り｡

今後のテレビ出演については一切語られなかったものの､かつての"細木節"を取り戻しつつあるだけに､近い将来レギュラー番組を持つ可能性も十分にある｡

それにしても､全盛期には"芸能界のドン"と称される和田アキ子ですら頭が上がらなかった細木数子を手懐けた"西の女帝"上沼恵美子､恐るべしだ｡
今頃は､全国ネット1本400万とも500万円とも言われる高額ギャラを手にし､師匠･上沼恵美子に装飾品の"奉公"を行っているかもしれない｡

◆関連ニュース