NHK最後の大物？松平定知アナが民放デビューできないワケ！？

(01/12)

“最後の大物アナ”といわれた元NHKの松平定知（まつだいらさだとも・63）の民放デビューが苦戦している。「日刊ゲンダイ」が報じている。

「その時歴史が動いた」の司会や「NHKスペシャル」のナレーションで知られる松平がNHKの定年後､嘱託契約社員としての仕事を終え､フリー宣言をしたのは昨年11月末。

当初は民放各社が激しい争奪戦が繰り広げられるとみられていた。

「5年前なら松平を巡りバトルが繰り広げられていた（キー局の編成マン・日刊ゲンダイ）」

「今のテレビ界は真剣に切り詰めを行っている。

制作費は通常の3分の2から半分くらいまで削られている（同）」

当然､カットされるのは人件費。まず制作スタッフが整理され､次にギャラの高い司会者や出演者が淘汰される。

そんな厳しい状況の中､松平が使いにくくなってしまうのは“NHK出身”という肩書のせいだという。

「“NHK基準”が適用されるからです。

民放ではNHK出身者は暗黙の了解で､民放からフリーに転向した場合よりギャラが高い。1.5倍から3倍近くが相場。

松平クラスならGP帯のバラエティーなら､年間で最低5,000万円以上が約束される」（事情通）」

今のご時世､大幅なダンピングしか就職活動の道はない､ということか。

しかし､松平はNHK時代は“殿”と呼ばれて人一倍プライドが高いことで有名だった。はたして､殿に自分の“安売り”はできるか､さて？（淺川）