大田に松井秀の「55」＝巨人と仮契約

大田に松井秀の「55」＝巨人と仮契約－プロ野球・入団交渉

今季ドラフトの目玉として注目され、巨人からドラフト1位指名を受けていた神奈川・東海大相模高の大田泰示内野手(18)が19日、広島市内のホテルで入団交渉を行い、契約金1億円、年俸1200万円(推定)で仮契約をした。
今回の契約では、今後大田が背負う背番号についても話し合われ、松井秀喜(現:ヤンキース)がつけていた「55」を継承することが決まった。

これに対し大田は会見で、
「いいプレーをしなければという責任を感じる。松井選手は小さい頃の憧れの打者。自分も子どもたちに夢を与えられる選手になりたい」と語り、“第2の松井”になることを誓った。

会見に同席した山下哲治スカウト部長の話によると、今回背番号「55」を大田に背負わせることは松井本人に報告済みで、それに対し松井は「ぜひ頑張ってほしい」と大型ルーキーへ応援メッセージを語ったという。

大田が超大型スラッガーと呼ばれるには訳がある。
188cm、90kgという恵まれた体格に加え、高校時代は三塁・遊撃・投手を経験済み。
投げてはMAX147キロのストレート、守らせては遠投100mの強肩。走塁させては50mを6秒3で走り切る俊足と、何をとっても超大型なのである。
高校通算65本塁打という記録も残しており、第2の松井という表現は決して大げさではないのだ。

周りの期待があまりにも高くやりずらくないのかと思いきや、本人は至って冷静で、
「ヒットの延長が本塁打という気持ちでやっている。打席で勝負強さを出していきたい」と抱負を述べた。

今季、奇跡の逆転リーグ優勝を果たしたにも関わらず、またしても日本一を逃した巨人だが、
この大型ルーキーが来季こそ、巨人に日本シリーズのチャンピオンフラッグを呼び込んでくれるかもしれない。

(2008年11月20日)

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