FA三浦、3年9億円で横浜と契約更改! 球団「残ってくれてありがとう…」

今シーズン終了後FA権を行使し、一時期阪神への移籍話が持ち上がった三浦大輔投手(34)が18日、横浜市内にあるベイスターズ球団事務所にて、横浜ベイスターズ球団関係者との契約更改交渉に臨んだ。
契約内容は総額9億円の3年契約。以前の6年契約からは半分の年数となったものの金額的にも申し分のない条件と言える。

これで来季も横浜スタジアムで“ハマの番長”が腕を振るうことになり、ファンも一安心といったところであろう。

一安心なのはファンだけではない。
この契約更改に臨んだ三浦によると、球団関係者から横浜残留について、
｢残ってくれてありがとう｣と感謝の気持ちを述べられたという。

この言葉から横浜にとって三浦がいかに重要な存在かがうかがい知れる。

今季の三浦は右肩痛で戦線を離脱。1軍登録が抹消された時期もあってシーズン合計で登板が21試合。
成績は7勝10敗と不振に終わった。

それでも世代交代が始まる横浜の中では“ハマの番長”がいるということだけで、選手たちの精神的支柱となっていたことは間違いない。

三浦自身も今季の成績を振り返ってこう語っている。
「苦しかった。なかなか思うようにいかず、チームも苦しんだ。(来季は)やり返すしかない。今年は最悪のシーズン。もうあんな思いはしたくない」

この言葉からは残留に対する強い決意のようなものが感じられた。

阪神からの誘いを断って横浜に残留した三浦。
果たして来季はどのような活躍を見せてくれるのか。
三浦の新しい戦いはもうすでに始まっている。

(2008年12月19日)

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