DeNA･吉村､ソフトB･多村ら3対3の大型トレード成立!

DeNAの江尻慎太郎投手､山本省吾投手､吉村裕基外野手と､ソフトバンクの多村仁志外野手､吉川輝昭投手､神内靖投手の3対3の交換トレードが合意に達し､5日に両球団から発表された｡
多村は2006年まで横浜(現DeNA)に在籍しており7年ぶり､吉川は4年ぶりの古巣復帰となる｡

日本シリーズの興奮冷めやらぬ中､リーグをまたいだ大型トレードが合意に達した｡
ともに1軍で実績のある右投手､左投手､右の外野手が1人ずつ入る3対3のトレード｡
投打に実績ある選手の補強を目指していたDeNAと､右の長距離打者と中継ぎ投手を補強ポイントにしていたソフトバンクの思惑が一致した形だ｡

多村は2010年に打率.324､27本塁打､89打点の好成績でソフトバンクのリーグ優勝に大きく貢献｡
しかし､ここ2年間は故障がちで思ったような成績を残せず､今季は若手外野手の台頭もあり､79試合の出場にとどまっていた｡

7年ぶりの古巣復帰となる多村は､
｢今年から家族が福岡に来て､やっと生活にも慣れてきたところでのトレードですので､正直驚いています｣(スポニチアネックスより)
と率直な心境を吐露｡
｢福岡は第2の故郷になりました｣(同)
と感謝の言葉を口にし､
｢ホークスでの経験を生かし､試合ではもちろん､それ以外の面でもベイスターズに貢献し､優勝を目指して頑張っていきたい｣(同)
と古巣での活躍を誓った｡

一方､多村に代わる右の大砲として期待される吉村は､2008年に34本塁打をマークするなど実績十分｡
しかし､今季は調子が上がらず7月に2軍落ちし､25試合の出場で打率.209､2本塁打に終わっていた｡
東福岡高校出身ということもあり､地元で豪快な打撃を取り戻せるか注目だ｡

(2012年11月6日)

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