DeNAの新助っ人左腕･クレイマーは元教師! 初練習で首脳陣から高評価!

DeNAの新外国人ボビー･クレイマー投手(32)が9日､横浜スタジアムで行われた投手陣練習に初参加｡
持ち味である制球力を見せつけ､首脳陣から高評価を得た｡

米国出身のクレイマーは2010､11年に米大リーグ･アスレチックスでプレーし､通算9試合に登板して2勝2敗､防御率2.53｡
制球力と多彩な変化球が武器の技巧派左腕で､今季はメキシコリーグのキンタナローで4勝2敗､防御率2.22の好成績をマークしていた｡
DeNAでは手薄な先発陣の一角として期待しており､獲得を決めた高田GMは､
｢左腕で制球が良く､三振も取れる｣(スポニチアネックスより)
と能力の高さに太鼓判を押している｡

この日､本拠地･横浜スタジアムでの投手陣練習に初参加したクレイマーは､守備練習で軽快な動きを披露｡
ブルペンでは友利投手コーチが見守る中､直球にスライダー､カーブなどをテンポよく投げ込んだ｡

投球を見守った友利投手コーチは､
｢直球が真っスラする｡ベースの上で勝負できるし､四球で崩れないと思う｣(同)
と好評価｡
中畑監督も､
｢制球がいいと使いやすい｡先発の競争に入ってくれたらうれしい｣(同)
と期待を寄せた｡

練習を終えたクレイマーは､
｢横浜スタジアムで練習できてうれしかった｡この球場でプレーできることを楽しみにしている｣(デイリースポーツより)
と笑顔｡
ブルペンでの投球については､
｢感触を取り戻すように投げた｡後半戦に間に合う感じでやっていけたら｣(スポニチアネックスより)
と話した｡

マイナーに所属していた2005年オフ､生計を立てるため米･アナハイムの高校で数学の非常勤の講師を務めていたというクレイマー｡
データを重視する日本野球に戸惑いを感じることはないだろう｡
異色の経歴を持つ技巧派左腕は､最下位に低迷するDeNAの救世主となれるだろうか｡

(2012年7月10日)

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