DeNA・三浦、7年ぶりの巨人斬りで通算150勝達成! 「横浜に残ってよかった」
【DeNA 4-3 巨人 横浜スタジアム】

DeNA・三浦大輔投手が4日、本拠地での巨人戦に先発。
7回を投げ7安打3失点と粘りの投球で今季7勝目(4敗)を挙げ、通算150勝を達成した。

先発予定だった前日の試合が雨天順延になったものの、自らスライド登板を志願した三浦。
調子の良さを物語るように、初回から直球やシュートで内角をつく強気の投球。
3回に3点を先制されたが、その裏すぐに打線が同点に追いつくと、三浦も息を吹き返した。

1点リードで迎えた7回1死三塁のピンチでは、長野、古城を連続三振。
古城を三振に仕留めた直球は、この日最速の144キロをマークした。

その後、マウンドを引き継いだ加賀、篠原、山口が1安打も許さない完璧なリリーフを見せ4-3で勝利。
山口が最後の打者を打ち取るのを見届けた三浦は、ベンチでホッとしたような笑顔を見せた。

巨人戦での勝ち星は2005年8月23日以来、実に7年ぶり。
節目の勝利を"天敵"から挙げた三浦は、
「意識しないでやっていたが、あえて投げて勝ちたかった」(スポニチアネックスより)
とコメント。
自ら志願してのスライド登板で、本拠地のファンの前で150勝を達成し、
「本当にうれしいです。ありがとうございます!横浜に残ってよかった」(同)
と感慨深げに語った。

中畑監督もこの日の勝利には、
「3点先制され重たい空気になったが、どうしても大輔を勝たせるんだという意気込みがつながったね。みんなでカバーしていく野球ができた」(同)
と大興奮。
開幕から好調を維持する38歳のベテラン右腕に対しては、
「今年の大輔はどこが相手でもいける。150勝は通過点だよ。次は200勝」(同)
とエールを送った。

チームは最下位に低迷しているが、ファンを第一に考える"ハマの番長"は、これからも全力投球を見せてくれるはずだ。
(2012年7月5日)
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