巨人斎藤佑樹を攻略し､セ･リーグ初の交流戦Vへマジック2!

【セ･パ交流戦日本ハム 6-8 巨人札幌ドーム】

巨人は13日､敵地で日本ハムと対戦｡
両軍合わせて26安打の乱打戦を制し､交流戦優勝のマジックナンバー｢2｣を点灯させた｡
14日､巨人が日本ハムに勝ち､ロッテが広島に負ければ､セ･リーグ勢初となる交流戦優勝が決まる｡

巨人･内海､日本ハム･斎藤が先発した同試合､序盤は安打こそ出るもののあと1本が出ず､両チームとも無得点｡
しかし5回､巨人は一死一塁から長野の6号2ランで先制｡
さらにこの回､高橋由も適時打を放ち､斎藤を6回途中でマウンドから引きずり下ろした｡

投げては先発･内海が要所を締める投球で7回6安打1失点｡
後続が8回に5点を失って2点差まで迫られたが､最後は山口が打者5人を完璧に抑える好リリーフで逃げ切った｡

長野は試合後､初球を振り抜いた先制の一発を振り返り､
｢(戦略コーチの)橋上さんと話して思い切って狙っていこうと思っていた｣(中日スポーツより)
と満足げ｡
原監督も､
｢雰囲気をガラッと変えてくれた｣(同)
と賛辞を送った｡

また､内海はこの日の勝利で､ソフトバンク時代の和田(現オリオールズ)と並ぶ交流戦最多の自身9連勝｡
｢チームが勝ったこともうれしいけど､記録もうれしいですね｣
と素直に喜んだ｡

この日､2位ロッテが引き分けたため､ついに交流戦優勝へのマジック｢2｣が点灯｡
原監督は､
｢悪いニュースではない｣(中日スポーツより)
としながらも､
｢意識はまったくしていない｡当面の目標は違うところにある｣(同)
と自然体を強調｡
常勝を義務付けられた巨人にとって､セ･リーグ勢初の交流戦優勝はリーグ制覇への通過点でしかない｡

(2012年6月14日)

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