中日･山本昌､史上最年長開幕投手に前身! 権藤コーチも｢現実味帯びてきた｣

【オープン戦中日 1-4 巨人浜松】

現役最年長46歳の中日･山本昌投手が15日､巨人とのオープン戦に登板｡
4回2安打無失点に5奪三振という好投で､開幕ローテーション入りはおろか､開幕投手すら現実味を帯びてきた｡

山本は初回､直球で坂本､長野から三振を奪う最高の立ち上がり｡
2回以降はスクリューボールで打者の打ち気をそらすベテランらしい投球で､凡打の山を築いた｡

終ってみれば､強力巨人打線から5つの三振を奪い､4回2安打無失点の好投｡
山本は試合後､
｢ライバル球団で久しぶりでしたけど､いい打者が多い｡公式戦ではこうもあっさりいかないはず｣(スポーツ報知より)
と語ったが､現役最多41勝の巨人キラーぶりは今年も健在のようだ｡

昨年末､高木監督は開幕投手に山本を指名｡
当初は他球団へのかく乱の意味合いもあったが､この日を含めオープン戦3試合で9イニング無失点と好投を続けるベテラン左腕の姿に､その考えは変わりつつある｡

試合後､開幕投手について聞かれた高木監督は､
｢もう決めているけど言わん｣(スポニチアネックスより)
としながらも､
｢吉見かどっちかですよ｡きのう吉見が悪かった(14日､日本ハム戦で5回11安打2失点)から､ヤマ(山本昌)かも｣(スポーツ報知より)
と二者択一であることを明言｡
権藤投手コーチも､
｢現実味を帯びてきた｣(同)
と山本は有力候補であることを認めた｡

46歳での開幕投手となれば､1998年広島･大野の42歳7ヶ月を大きく史上最年長記録｡
｢監督からハッパをかけてもらって､その気になって頑張れているので最後までいきたい｣(同)
と語った山本の視線は､すでに3月30日の開幕戦をとらえている｡

(2012年3月16日)

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