巨人期待の新星･宮国､開幕ローテ入りへの課題はメンタル面か!?

ソフトバンクから杉内､ホールトンが加入したことで､12球団一激しい開幕ローテーション争いが繰り広げられている巨人｡
そんな中で､首脳陣からの熱い視線を送られているのが高卒2年目右腕･宮國椋丞投手だ｡

2010年に沖縄･糸満高校からドラフト2位で巨人入りした宮国は､184センチの長身から投げ下ろす最速147キロの直球とキレのいいスライダーが武器｡
今キャンプ中に行われた実戦3試合では7イニング連続無失点と結果を残し､開幕ローテーション入りへ着実に前進している｡

しかし､ライバルとなる東野や西村､ゴンザレスといった実績のある選手達は､開幕に合わせて徐々に調子を上げてくる｡
キャンプからハイペースで肩を仕上げた宮国にとってはここからが本当のサバイバルとなるが､競争とは無縁の性格が不安材料だ｡

母･優子さんによると､宮国の性格は､
｢マイペースで典型的なB型｣(日刊ゲンダイより)
とのこと｡
また､のんびりしている反面､神経質な部分もあるという｡

｢自分の部屋はいつも整理整頓して片付いています｡洗濯物はきちんと畳んでから､きれいにタンスにしまう｡親がうるさく言ったわけではありません｣(同)

こうした性格は投球にも影響を及ぼす｡
関係者によると､昨年の宮国はボールやマウンドの状態などに神経質になるあまり､自分の投球に集中できず自滅することもあったという｡

ふてぶてしいまでの精神力がなければ､ライバルとの争いに勝ち､人気球団･巨人の開幕ローテーションの座を掴むことはできない｡
"新人王獲得命令"を出すなど､宮国に大きな期待を寄せている原監督も､
｢しっかり戦っている印象だが､まだまだこれから｣(同)
と競争心を駆り立てている｡

持ち球は1軍レベルにある宮国だが､シーズン本番で結果を残すにはメンタル面の強化が必要となりそうだ｡

(2012年3月10日)

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