ヤクルト･由規､最速151キロで復活アピール! 早くも開幕ローテ入り確定!

【練習試合ヤクルト 1-3 韓国KIA 浦添】

右肩痛からの復活を目指すヤクルト･由規投手が27日､韓国KIAとの練習試合に2番手で登板｡
最速151キロをマークし､2回を1安打無失点に抑える好投で完全復活に向けて大きな一歩を踏み出した｡

昨年9月3日以来､177日ぶりのマウンドとなった由規｡
｢緊張しました｡どうなるかという不安もあった｣(サンケイスポーツより)
というものの､躍動感あるフォームから力のある球を次々と投げ込んだ｡

圧巻は4回｡
かつてソフトバンクに在籍したイ･ボムホの左前打とミレッジの失策で一死二塁としたが､5番キム･サンヒョンと6番イ･ヒョンゴンからスライダーで連続三振を奪った｡
さらに､この時期としては異例の最速151キロをマーク｡
2四死球と制球に課題は残したが､日本人最速記録を持つ豪腕は本来の姿を取り戻しつつある｡

由規は試合後､
｢思った以上に力みましたね｣(デイリースポーツより)
と苦笑い｡
しかし､
｢リリースポイントもバラバラで､もっと求めるところはあるけど､いい球もあった｣(同)
と手応えを口にした｡

小川監督も､
｢ボールうんぬんよりも､バッターに対して投げられたというのが良かった｣(同)
と納得の表情｡
開幕ローテーション入りについては､
｢順調にいけば問題ない｣(同)
と太鼓判を押した｡

昨季､最も大事な優勝争いの時期に戦力になれなかった由規｡
その悔しさを胸に､今季こそシーズンを通した活躍を誓う｡

(2012年2月28日)

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