ロッテのドラ1左腕･藤岡貴裕､井口相手に圧巻の投球! 早くも開幕ローテ当確か

ロッテのドラフト1位左腕･藤岡貴裕投手が6日､沖縄･石垣島キャンプで初めてシート打撃に登板｡
主砲･井口らを相手に圧巻の投球を見せ､開幕ローテーション入りに大きく前進した｡

キャンプ初日からブルペン入りするなど順調な調整を続けてきた藤岡｡
初のシート打撃では井口､渡辺を相手に直球ばかり80球を投げ､55スイングで安打性の当たりはわずか8本｡
左投手を得意とする井口からは見逃しのストライクを5つ奪ったほか､12ファウルと詰まらせ､制球力だけでなくキレの良さも見せ付けた｡

プロ入り後初めて打者と対戦した藤岡は､
｢テレビで見ていた選手と対戦できてうれしかったです｡球の回転と制球を意識して､内角にも投げられました｣(サンケイスポーツより)
と満足げな表情｡
一方､完璧に抑え込まれた井口は､
｢球を低めに集めていたし､自分もフリー打撃初日で当てるのに必死だった｡変化球も交えて緩急をつけたら面白い｣(同)
と賛辞を送った｡

藤岡は東洋大学時代､最速153キロの直球と2種類のスライダーを武器に通算27勝､323奪三振という成績をマーク｡
昨秋のドラフトではロッテ､横浜､楽天の3球団が1位指名した新人王最有力候補だ｡

この日の投球をネット裏から見守った西村監督は､
｢2ケタ勝利､それ以上できる力はある｣(スポーツ報知より)
と早くも開幕ローテーション入りを示唆｡
11､12日に行われる紅白戦に向けては､
｢どちらかで投げさせたい｡体調に問題がなければ(11日も)あるんじゃないか｣(同)
と明かした｡

関係者の間では､あの"江夏豊の再来"とも言われている藤岡｡
彼が目指すのは開幕ローテーションなどではなく､1年目からのタイトル獲得か｡

(2012年2月7日)

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