阪神･平野､2億円譲らない! 2度目の交渉も保留で自費キャンプの可能性

阪神･平野恵一内野手が12日､西宮市内の球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み､前回と同じ2000万増の1億8000万円プラス出来高の提示を保留｡
次回以降の代理人交渉を示唆し､最悪の場合､自費キャンプ突入の可能性も出てきた｡

約40分間の交渉を終え､会見場に姿を見せた平野は､
｢(判は)押せなかったです｣(サンケイスポーツより)
と憮然とした表情｡
交渉役の球団本部長が年をまたいで交代したこともあり､
｢もう一度､自分の意志､がんばれる金額を伝えさせていただいた｡改めて意見を聞き､自分の意見も主張した｣(同)
と改めて希望額2億円は譲らない構えを示した｡

平野は昨季､統一球に苦しみながらもリーグ5位の打率.295をマーク｡
チーム事情から本職の二塁以外にも中堅を兼任するなどマルチな活躍を見せ､二塁手としてベストナインとゴールデングラブ賞を獲得した｡
誰もが認める実績を残しただけに､
｢(成績を残した)その年にしっかり評価していただきたい｣(同)
と苛立ちはつのるばかりだ｡

今後は巨人･小笠原らと宮崎で合同自主トレを行う予定のため､次回交渉日は未定｡
｢しっかり練習したいので｣(同)
とオリックスに在籍していた2006年オフ以来､5年ぶりとなる代理人交渉を行うことも示唆した｡

｢本当は一日でも早く契約したい｡ただ､納得して押したい｣(同)
と今後も金額については妥協しない構えを見せた平野｡
レギュラー級の選手が自費キャンプとなれば､V奪回を目指す新生･和田阪神の船出に暗雲が立ちこめることとなりそうだ｡

(2012年1月13日)

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