横浜、村田の人的保障で藤井を獲得! 通算70勝左腕に1年目から期待大!
横浜DeNAは11日、FAで巨人に移籍した村田修一内野手の人的補償として藤井秀悟投手を獲得したと発表した。

4年連続最下位と低迷を続ける横浜。
昨季のチーム防御率3.87は12球団最下位で、チーム最多勝は三浦の5勝。
野手では筒香や石川が順調な成長を見せているものの、投手陣の層の薄さがチームの成績にそのまま反映されていた。

FA移籍した村田の保障は金銭で求めることもできるが、チームは迷わず人的保障を選択。
巨人が28人のプロテクト枠から外した獲得可能選手リストの中から、即戦力となる投手の獲得を目指していた。

藤井は1999年、早稲田大学からドラフト2位でヤクルトへ入団。
2年目に最多勝(14勝)を獲得し、チームのリーグ制覇に大きく貢献した。
2008年にトレードで日本ハムへ移籍し、2010年より巨人でプレー。
昨季はチーム事情によりわずか1試合の登板に終わったが、3球団で通算70勝と実績は十分だ。

藤井の獲得を決めた高田GMは、
「うちに足りない左で先発、または長いイニングを投げられる投手となると、藤井になった。ヤクルト、日本ハムでも実績があり、特に移籍1年目がいいから期待している」(ニッカンスポーツより)
とコメント。
昨季は登板機会こそ少なかったが故障はなく、
「右打者の外に沈む球や、膝元に食い込む球は素晴らしい。はまった時にはいい投球ができる」(同)
と大きな期待を寄せた。

一方、ハワイで自主トレ中の藤井は巨人の球団広報を通じてコメントを発表。
「巨人軍を離れることは残念」
としながらも、
「横浜という新天地で新たなチャンスをつかみ、お世話になった巨人軍に恩返ししたいと思います」(スポーツ報知より)
と決意を新たにしている。

横浜はすでに元広島のジオ投手も獲得しており、今オフの投手の補強は完了。
今後は新外国人野手の獲得に全力を注ぐという。
(2012年1月12日)
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