東海大･菅野智之､巨人2軍相手に3回1失点! ｢悔いの残る投球｣も高評価は変わらず!

巨人が今秋のドラフト1位指名を表明している東海大学･菅野智之投手が31日､ジャイアンツ球場で行われた巨人2軍とのプロアマ交流戦に先発｡
3回3安打1失点と本調子ではなかったが､巨人･清武英利球団代表は改めて1位指名を明言した｡

バックネット裏に6球団13人のスカウトが集結した同試合｡
力で押す本来の投球を見せることが出来なかった菅野は､
｢スピードもキレも全然ない｡ものすごく楽しみにしてたんですが､悔いの残る投球になった｣(スポーツ報知より)
と厳しい表情を見せた｡

最速157キロを誇る直球は146キロ止まり｡変化球も制球に苦しんだ｡
しかし､ここぞという場面では非凡なマウンド度胸を見せた｡

初回､いきなり無死満塁のピンチを迎えたが､4番･中井をこの日最速となる146キロの直球で右飛で打ち取り､タッチアップした三走･福元が本塁で憤死｡
続く田中大を一ゴロに仕留め､このピンチを無失点で切り抜けた｡

試合を視察した清武球団代表は､
｢カーブで抜いたりとか､憎たらしいくらいの投球だった｡性格的な部分も高いレベルにある｡(ドラフト1位指名は)不動ですよ｣(同)
と高く評価｡
一方､春季リーグで優勝を逃した菅野に､
｢(明治神宮大会で)日本一になってもらいたい｣(ニッカンスポーツより)
と注文も付けた｡

現在は17日に開幕する秋季リーグに向け､ハードな練習を実施しているという菅野｡
プロとの対戦を糧に､大学最後のシーズンに挑む｡

(2011年9月1日)

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