ヤクルトが若手の活躍で2位中日に快勝! 今季最多の貯金13で首位快走!

【ヤクルト 6-4 中日神宮】
セ･リーグ首位のヤクルトは12日､2位中日との首位攻防戦に6-4で勝利｡
貯金を今季最多の13とし､中日とのゲーム差を今季最大の5に広げた｡

前半戦のヤマ場となる9連戦の初戦｡
チームを勝利に導いたのは､将来を期待される二人の若手選手だった｡

打っては23歳の川端慎吾内野手が2安打3打点と活躍｡
両軍無得点の2回1死一､二塁から､右中間へ先制の2点二塁打を放つと､2点リードの5回1死二､三塁でも右前適時打を放った｡

小川監督から､
｢将来は3番を打てる｣(サンケイスポーツより)
とその打撃センスを高く評価されている川端｡
今季はここまで得点圏打率.310と勝負強い打撃でチームに貢献している｡

一方､投げては27歳のルーキー･七條祐樹投手が8安打を許しながらも5回3失点と粘投｡
先発の役割を果たし､今季2勝目をマークした｡

しかし試合後､お立ち台に上がった二人は対照的｡
川端は､
｢9連戦の最初ですから､この勝ちはすごく大きい｡(先制打は)直球1本に絞って1､2､3で振りました｣(同)
と会心の笑みを浮かべたが､七條は､
｢すいません､という感じ｡チームのおかげです｣(スポーツ報知より)
と申し訳なさそうに話し､笑いを誘った｡

これで中日との今季成績は6勝1敗｡
ゲーム差も5に広げ､着々と首位固めに入りつつある｡
小川監督も､
｢数字は後からついてくるものですが､気分としては余裕が出てきますね｣(サンケイスポーツより)
と手応えを感じている様子だ｡

開幕前の下馬評を覆し､首位を快走するヤクルト｡
若手選手の台頭でさらに勢いに乗っていきそうだ｡

(2011年7月13日)

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