松坂大輔､今季は18勝もあり得る!? 地元メディアが調子の良さに太鼓判!

ここ数年､チームの期待を裏切り続けている米大リーグ･レッドソックスの松坂大輔投手｡
キャンプでは"先発控え組"に振り分けられ､開幕ローテーション入りも危ぶまれている状況だ｡

しかし､ここにきて松坂の評価が大きく変わろうとしている｡
きっかけは21日のカージナルス戦だ｡

同試合に先発した松坂は､5回2/3を2失点と好投｡
負け投手にはなったが､直球の最速は96マイル(155キロ)をマークした｡

中でも圧巻だったのが､10年連続で3割･30本･100打点を記録している現役最強打者･プホルスとの対戦｡
なんと､すべて速球系で真っ向勝負を挑み､2打数無安打1四球に押さえ込んだのだ｡

試合後に松坂は､
｢プホルスはメジャーでも最高の打者｡自分の状態を測る上で､これ以上ないバッターだと思いますし､厳しいコースでなくても打たれなかった｡直球に関して安心できる状態にあると思う｣(スポニチアネックスより)
とコメント｡
直球に関しては､メジャー移籍後最高の状態にあるといっていいだろう｡

松坂の復調に､地元メディアからは開幕ローテーション入り確実との声も出てきている｡
そんな中､ボストンのスポーツ専門テレビ『NESN』の公式ホームページでは､
｢ダイスケ･マツザカは今季復調し､疑いの目を向けてきた人々を驚かすかもしれない｣(夕刊フジより)
という特集を掲載｡
松坂に大きな期待を寄せている｡

同サイトでは､松坂がメジャー2年目の2008年に18勝3敗､防御率2.90という好成績を記録したのは､
｢チームの得点力と守備に助けられたもの｣(同)
とした上で､
｢96マイルの速球も松坂に勇気を与えている｡開幕を目前にしたボストンはまだ雪が降る日もあるが､フロリダのキャンプ地にはまばゆい陽光が降り注いでいる｡少しばかり楽天的になってもいいのではないか｣(同)
と松坂の状態の良さ絶賛｡
2008年に匹敵する成績を残すことも､
｢あり得ないことではない｣(同)
とした｡

これまで以上に体を絞り込むなど､松坂自身も今季に懸ける意気込みは強い｡
メジャー5年目となる今季､本来の輝きを取り戻すことはできるだろうか｡

(2011年4月2日)

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