巨人､4月は全試合アウェー! 東京ドーム使用不可で球団初の地方開幕も決定!

24日､都内でセ･リーグの緊急理事会が開かれ､4月12日のセ･パ同時開幕が決定した｡

理事会を終えた､新(あたらし)セ･リーグ理事長は､
｢監督官庁の指導で決めていった｡最終的には選手の気持ちを酌んだ｡早く開幕日を決めてあげないと選手のコンディションのことがあるので｣(中日スポーツより)
とコメント｡
さらに､4月中は東京･東北電力管内でのナイター自粛､東京ドームでの試合開催取りやめを発表した｡

これにより東京ドームを本拠地とする巨人は､1952年のフランチャイズ制導入以来初となる"地方開幕"が決定｡
4月中は全試合が"アウェー"での戦いとなる｡

これまで､3月29日の開幕を強く主張してきた巨人･清武代表はセ･パ同時開幕について､
｢選手会から､日程が過密になればダブルヘッダーも辞さない､たとえ12月にずれ込んでもやると約束していただいた｡これが大きな要因だった｣
とコメント｡
納得した上での延期だと主張したが､内心は複雑だろう｡

この日の理事会では"4月中"と決まったが､電力不足が解消されない限り､5月以降も東京ドームでの試合開催は困難｡
特に､冷房の利用で電力使用が増える夏場は厳しい状況を迎えることになるだろう｡

それでも､ある球団関係者は､
｢現時点では主催試合を地方に変更する可能性は低い｡年間シートの問題もある｣(中日スポーツより)
とコメント｡
あくまで東京ドームでの試合開催にこだわる方針のようだ｡

セ･パ同時開幕に最後まで反発し､世論から厳しい批判を浴びた巨人｡
5月以降､東京ドームでの試合開催を強行するようなことがなければいいが｡

(2011年3月25日)

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