超スパルタ指導に選手が悲鳴!? 巨人2軍が”読売ドラゴンズ”と呼ばれるワケとは!?

今季から巨人の2軍監督に就任した川相昌弘氏｡
老け顔といぶし銀のプレースタイルから現役時代は"ジイ"というニックネームで呼ばれ､穏やかな人柄は多くのファンに愛された｡

そんな川相氏だが､巨人の2軍では厳しい姿勢で選手を指導｡
選手からは､"鬼軍曹"として恐れられているという｡

2軍の朝は午前6時半の散歩でスタート｡
1軍では今季から廃止された散歩だが､川相監督の強い希望で2軍では続行されているという｡

本格的な練習スタートは午前8時過ぎから｡
明日の1軍を夢見る選手達はユニフォームを真っ黒にしながら､午後8時までみっちりと練習に打ち込む｡

ただ､2軍選手が厳しい練習を行うのは当然といえば当然｡
川相監督が恐れられるワケは練習の厳しさではなく､生活指導の厳しさだという｡

球界を代表する球団として､"常に紳士たれ"というスローガンを掲げている巨人｡
茶髪･金髪はもちろん､ヒゲや長髪も原則として禁止されており､テレビ出演や移動の際はスーツとネクタイ着用が義務付けられている｡

このように以前から生活面には厳しい巨人だが､川相氏が就任したことで2軍の規則はより厳格化｡
髪の毛が耳にかかってはいけないという新ルールが作られ､キャンプ初の休日となった今月9日には､選手達が一斉に理容店へ出掛けていったという｡

また､ある若手選手の練習態度に川相監督は激怒｡
3日間の移動バス乗車禁止令が出され､宿舎から片道40分の球場まで重い用具を担いで移動したという｡

あまりの厳しさに選手たちは悲鳴を挙げており､ある若手選手に至っては､
｢今となれば(前二軍監督で現一軍ヘッドコーチの)岡崎さんは神様｡帰ってきてくれませんかね｣(東スポWebより)
とポツリ｡
一部では練習が厳しいことで知られる中日ドラゴンズにかけて､2軍のことを"読売ドラゴンズ"と呼ぶ者もいるという｡

しかし､川相監督の厳しい生活指導は選手の意識を確実に変えている｡
一軍のある若手選手は､
｢二軍には絶対落ちたくない｡意地でも一軍にしがみついて沖縄へ行きます｣(同)
とコメント｡
こういった若手選手の危機感こそが､王座奪回を目指す巨人にとって必要な要素ではないだろうか｡

(2011年2月19日)

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