楽天ドラ2･美馬学が”球界最小”守護神に名乗り!! 星野監督も｢十分使える｣と絶賛!!

楽天のドラフト2位右腕･美馬学投手が13日､紅白戦に初登板し実戦デビュー｡
最速147キロの直球で1回を1安打無失点に抑え､守護神候補に名乗りを挙げた｡

169センチと小柄ながら最速153キロの直球を武器とする美馬｡
この日も､
｢真っすぐで空振りや､打ち取ることにこだわっています｣(スポーツ報知より)
という言葉通り､キレのいい直球を多投｡
1安打こそ許したものの､正捕手･嶋基宏のスライダーのサインに首を振り､大広翔治内野手を145キロの直球で空振り三振に仕留めてみせた｡

中央大学から東京ガスへ進んだ美馬は､抑えとして2009､2010年と都市対抗に2年連続で出場｡
体型のハンデをものともせず､昨年のアジア大会では日本代表として銅メダル獲得に貢献した｡

プロの世界でも目指すものは､やはり抑えの座｡
メジャー通算86セーブの新外国人選手･金炳賢(キム･ビョンヒョン)投手がライバルとなりそうだが､キャンプ恒例の"声出し"で美馬は､
｢ストッパーの座を取って1年間守りたい｣(ニッカンスポーツより)
と高らかに宣言し､抑え投手として必要不可欠な強心臓ぶりを披露｡
実現すれば､170センチの日本ハム･武田久投手を抜いて､12球団で最も身長の低い守護神としても話題になりそうだ｡

この日の快投を星野監督は､
｢投げっぷりがいい｡(1軍で)十分に使える｣(スポーツ報知より)
と絶賛｡
中日監督時代には､与田剛や森田幸一ら新人を抑えに起用した経験を持つだけに､美馬を大抜擢する可能性も十分ありそうだ｡

昨季､先発投手が揃っていながら､抑えを固定できずに接戦で弱さを見せた楽天｡
チームの抱える大きな課題を､小さなルーキーが解決するかもしれない｡

(2011年2月14日)

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