ロッテ・荻野貴司の遊撃コンバートに不安アリ!! 送球イップスだった過去が判明!?
メジャーへ移籍した西岡剛内野手に代わり、外野から遊撃手へのコンバートに挑戦しているロッテ・荻野貴司外野手。
先日公開された自主トレでは、内野手用グラブでノックを受けるなど、軽快な動きを披露した。

昨年、トヨタ自動車からドラフト1位でロッテに入団した荻野はオープン戦で結果を残し、開幕戦に先発出場。
その後も積極的な打撃と走塁でチームを引っ張ったが、5月に右ひざを負傷。
手術を余儀なくされ、そのままシーズン終了まで復帰できずに1年目を終えた。

それでも、46試合の出場で打率.326、25盗塁は立派な数字。
遊撃手へのコンバートも、球団側が荻野の野球センスを高く評価しているからこその判断だろう。

しかし、荻野には遊撃手をする上で大きな不安があるという。

それは、"送球イップス"。
イップスとは精神的な原因で思い通りのプレーができなくなる運動障害のことで、投手や内野手など正確なコントロールが必要なポジションでは死球や暴投などのトラウマからイップスに陥る場合が多いとされている。

実は荻野、トヨタ自動車入社時は遊撃手として活躍。
しかし、"送球イップス"が原因で外野手へ転向したという経緯がある。

昨年末、遊撃手コンバートを打診された際は、
「やってみたい気持ちがある。守れるなら守りたい」(スポニチアネックスより)
と意欲をみせていた荻野だが、現在は、
「ケガは順調に行けばキャンプ前までに治りますが、送球面を含め守備は不安だらけ。今のところ前の悪いところ(イップス)は出ていないですが、これからはというと・・・」(日刊ゲインダイより)
とすっかり意気消沈。
抜群の人気と実績誇った西岡の後継者ということも重圧になっているようだ。

今季、2年連続日本一を狙うロッテ。
果たして荻野は、西岡の穴を埋めることができるだろうか。
(2011年1月23日)
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