楽天が永久欠番をあっさり復活!? 監督への敬意が足りない球団にアノ人も諦め顔!?

来季､楽天で指揮を執る星野仙一監督の推薦でヘッド兼打撃コーチに就任した田淵幸一氏の背番号が｢88｣に決まった｡
なんでもないニュースのように思われるが､球界関係者の間では驚きの声が挙がっている｡

楽天の88番は2005年に新規参入した際の初代監督･田尾安志氏が背負った記念すべき番号｡
結局､38勝97敗1分け､1位から51.5ゲーム差の最下位という成績に終わり､田尾氏は3年契約を結んでいたにも関わらず1年で解任された｡
しかし､球団側は田尾氏に､
｢背番号88を永久欠番にしたい｣(夕刊フジより)
と提案｡
実際､その後の5年間は空き番号となっていた｡

それが､田淵氏の就任であっさり復活｡
88番は田淵氏にとっても阪神打撃コーチ時代に背負っていた思い入れのある番号だろうが､永久欠番をそんなにも簡単に復活させていいのだろうか｡

この日､解説を務めるニッポン放送のイベントに出席した田尾氏｡
報道陣から背番号について何か断りがあったのか聞かれると､
｢そんなのは一切ありません｡いま初めて知りました｡あそこ(楽天)は､そういうところですから･･･｣(同)
と諦めの表情を浮かべた｡

野村克也監督が勇退する際にも､
｢名誉監督就任と背番号19を永久欠番に｣(同)
という話が球団側から出たが､この様子だと19番が使用される日も近そうだ｡

また､今季指揮を執ったブラウン前監督も2年契約を結びながら1年で退団｡
背番号に関する話は出なかったようだが､ある関係者は､
｢興奮してベースを投げて退場するような人が､おとなしく帰るわけがない｡楽天から一生食べるに困らないほどの手切れ金をもらったと聞いた｣(同)
と裏事情を暴露している｡

最下位からの巻き返しを誓い､大型補強を行った楽天｡
しかし､球団がまず行うべきは､過去の監督へ敬意を払うことではないだろうか｡

(2010年12月19日)

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