日本ハムからFAの建山義紀がレンジャーズ移籍!! 今オフ､メジャー移籍第1号!!

FA宣言していた日本ハムの建山義紀投手が､米大リーグのレンジャーズと契約合意したことが30日､明らかになった｡
年俸110万ドル(約9240万円)の単年契約ながら､ロースター40人枠(メジャー登録選手)に入ることが約束されたメジャー契約｡
1日にも正式発表される予定だ｡

1999年に松下電器からドラフト2位で日本ハムに入団した建山は1年目から先発として6勝｡
2002年に中継ぎへ転向すると才能が開花｡プロ12年目の今季は自己最多に並ぶ58試合に登板し､防御率1.80の好成績を残した｡
変則的な右サイドスローから投げる140キロ台後半の直球は威力があり､決め球のスライダーはチームメートのダルビッシュ有が､
｢球界で1番いいスライダー｣
と絶賛するほどのキレを持つ｡

そんな建山にメジャーへの憧れを抱かせたのが"黄金世代"と呼ばれる同級生たちの存在｡
FA宣言した際､
｢上原､川上､岡島､高橋尚と多くの同級生が活躍している｡自分も挑戦したい｣(サンケイスポーツより)
とメジャーの舞台で活躍する同級生の名前を挙げた｡

イチロー外野手が在籍するマリナーズなどと同じア･リーグ西地区のレンジャーズは今季､90勝72敗の好成績で地区優勝｡
球団創設50年目で初のリーグ制覇とワールドシリーズ進出を果たした｡
希望球団はないとしていた建山だが､
｢(将来的には)プレーオフを争うようなチームに｣(スポニチアネックスより)
とも語っており､レンジャーズはまさにうってつけの球団といえるだろう｡

楽天･岩隈久志投手をはじめ､日本人選手のメジャー移籍が難航している今オフ｡
建山が"黄金世代"の一人として､見事今オフのメジャー移籍第1号となった｡

(2010年12月1日)

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