斉藤佑樹がイメージチェンジ!? 新投球スタイル"ケンカ投法"で大記録達成!!

今秋ドラフトの目玉､早稲田大学4年の斉藤佑樹投手が大記録を達成した｡

4日に行われた東京大学戦に先発した斉藤は4安打完封と完璧な投球を見せ､リーグ史上21人目となる通算30勝に到達｡
登板59試合目での30勝到達は平成以降では最速タイのスピード記録｡
また斉藤は､すでに300奪三振をクリアしており､｢30勝&300奪三振｣は史上6人目の快挙となった｡

｢土曜日に負けた分､何としても勝ちたかった｡東大相手に勉強させてもらった｣(スポーツ報知より)

2日の東大戦には敗れた斉藤だったが､中1日でしっかりリベンジして見せた｡
最速147キロのストレートを厳しく内角に集め､珍しく気持ち前面に出した投球はさながら"ケンカ投法"｡
前回対戦では斉藤を攻略した東大打線も､このイメージチェンジの前にはなす術なく沈黙した｡

4回､東大･舘が内角直球をよけず､左足に当たると､猛然とアピール｡
｢ストライクだと思ったので｡ちょっと頭にきました｡最近､熱くなることが多いんです｣(同)

ポーカーフェイスが代名詞だった斉藤を変えたのが､主将としての自覚だろう｡

5回の攻撃では､自ら左前安打を放ち2死満塁とすると､市丸の左越え二塁打で一塁から本塁へ疾走｡
｢最初から激走しました｡無我夢中で本塁にかえることしか考えてなかった｡主将なので､点を取る姿勢というか､1点でも多く取りたかった｣(同)

アウトにはなったが､主将のプレーにベンチの士気は高まった｡

チームはここまで3カードを終えて勝ち点3で首位｡

斉藤は､
｢次の目標は天皇杯を取ること｣(デイリースポーツより)
と宣言した｡

残り少ない学生野球を､主将として全力で駆け抜けるつもりだ｡

(2010年10月5日)

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