龍馬伝
[第25話]
06/20放送

龍馬(福山雅治)は亡き母の幸(草刈民代)にそっくりなお登勢(草刈民代・二役)と遭遇。
彼女が女将を務める寺田屋に泊まることにする。
竜馬はお登勢に一度でいいから、母上と呼ばせてくれ、そして竜馬と応えてくれと頼んだ。
お登勢もそれに応えてくれるが、竜馬はやはり母上とは全然違うと言って苦笑する。

池田屋で多くの同志を殺された長州藩は京に攻め入り、後に蛤御門の変と呼ばれる会津藩との戦いが始まった。
長州軍に押される会津兵を薩摩軍が助け、久坂玄瑞(やべきょうすけ)も自刃。

その戦いを知った龍馬は戦場となった京を見に行き、復しゅうを誓う小五郎(谷原章介)と出会う。
そこで竜馬はお龍(真木よう子)とも会い、お登勢のもとで働けるようにと計らった。

幕府の内部では、長州を徹底的にたたくべきだという一橋慶喜(田中哲司)と、内戦は避けるべきだという勝麟太郎(武田鉄矢)が対立。
勝は江戸に蟄居の身となり、海軍操練所も閉鎖を命じられてしまう。
悔しがる竜馬に勝も謝るばかり。

土佐では相変わらず象二郎(青木崇高)が以蔵(佐藤健)に厳しい拷問を与えていた。
それを見せられ続ける弥太郎(香川照之)は武市(大森南朋)に全て白状しろと言うが、聞き入れられない。
やがて、武市は弥太郎に毒饅頭を差し出し、これを以蔵に食べさせてくれと言う。
拷問から解放して、楽にしてやってほしいというのだ。

一方、船宿で働き始めたお龍だが、お登勢からもっと愛想よくしろと言われる。
そう言うのは苦手だというお龍に、龍馬は「海」と言ってみろと言った。
「み」の口の形で笑顔になったお龍に、龍馬はその顔をしていればいいと言う。

一人になった龍馬は海軍の夢を絶たれたことにショックを受けていた。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)
土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。

岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。

武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。

楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。

坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。

千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。


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