龍馬伝
[第3話]
江戸に行くことになった龍馬(福山雅治)は寺へ行き、そこで加尾(広末涼子)を見かける。01/17放送
龍馬は加尾への思いを捨てきれないまま、彼女の縁談を祝福。
加尾もまたいい縁談をもらったと言って強がり、涙をこらえて去っていく。
龍馬は父の紹介で、何度も江戸に行っている溝渕広之丞(ピエール瀧)とともに土佐を出発。
そこに、弥太郎(香川照之)が現れ、江戸まで一緒に行こうと言ってきた。
藩からも許しが出て、通行手形ももらったのだという。
広之丞は難色を示すが、龍馬は子供の頃からの友達だからと言って説得した。
だが、番所に着くと、弥太郎は倉田安兵衛という偽名を告げた。
弥太郎の通行手形は偽物だったのだ。
龍馬は広之丞にも迷惑がかかるからと言って帰そうとするが、弥太郎は聞かず、無理やりついてくる。
その夜、宿に着くと、弥太郎は弥次郎(蟹江敬三)の博打仲間と出くわしてしまう。
彼らは弥次郎が博打で負けた金を払えと弥太郎に迫り、龍馬がそれを追い払った。
だが、弥太郎はあんな奴らは自分一人で何とかできたと強がりを言う。
龍馬はこれから先どうなるか分からないのは自分も弥太郎も一緒だと言う。
すると、弥太郎は自分は必死で働きながら、学問を続けてきたのだと反論。
飢えを経験したこともない人間と一緒にするなと言い放った。
翌朝、龍馬は弥太郎と一緒に連れていくことを広之丞に告げる。
だが、次の番所で弥太郎だけが別室に連れていかれた。
弥太郎の通行手形が偽物だと言うことがバレてしまったようだ。
龍馬は弥太郎を助けようとするが、聞いてはもらえない。
すると、弥太郎は自分はこのふたりとは赤の他人だと言って、番人に連れていかれる。
龍馬は広之丞と船に乗り、弥太郎のことを心配していた。
そこに泥まみれの弥太郎が現れる。
番所から何とか逃げ、龍馬に別れのあいさつをしに来たのだ。
龍馬は弥太郎の志も一緒に背負って、江戸へ行くと告げる。
だが、そんな龍馬に弥太郎は悔しまぎれの罵声を浴びせるのだった。
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キャスト
坂本龍馬 / 福山雅治(ふくやままさはる)土佐藩の町人郷士・坂本家の次男として誕生。
龍馬は自由で合理的な町人気質にふれながら育ったため、自由なところが多い。
土佐藩を飛び出し、勝海舟のもとで航海術を習得、海援隊を組織する。
薩摩藩と長州藩という対立していた二藩の間を調停し、薩長同盟を締結させた。
岩崎弥太郎 / 香川照之(かがわてるゆき)
土佐藩の地下浪人。
貧しい暮らしに耐えて学問に励んだ努力の人。
吉田東洋に見出され、出世を遂げた。
龍馬の海援隊の活動を金銭面で支えた人物。
龍馬が死んだ後は、巨大商社を一代で築き上げた。
龍馬に対し常にライバル意識をもっていた。
武市半平太 / 大森南朋(おおもりなお)
土佐藩の白札。
龍馬の幼なじみで、文武両方に優れていた。
土佐勤王党を結成し、吉田東洋の暗殺を企て、一時は土佐藩だけでなく朝廷をも動かす力を握っていた。
しかし公武合体派が朝廷を牛耳るとみるみるうちに失脚し、切腹を命じられてしまう。
性格は生真面目で、融通の利かないところが多少ある。
平井加尾 / 広末涼子(ひろすえりょうこ)
土佐藩郷士・平井収二郎の妹で、龍馬の幼なじみ。
加尾は龍馬に思いを寄せる。
しかし、龍馬と加尾が近づくことを警戒した兄によって二人の間は引き裂かれてしまう。
楢崎龍 / 真木よう子(まきようこ)
京都の医者の娘で、龍馬の妻。
父を失い、母と妹2人と弟2人を抱えるという過酷な時期を過ごしてきた。
寺田屋で襲われた龍馬を助けた。
長崎から下関へと移り住み、日本中を駆けめぐる龍馬を陰ながら支え続けた。
坂本乙女 / 寺島しのぶ(てらしましのぶ)
坂本家の三女で、龍馬の姉。
龍馬は12歳で母を亡くしているので、3歳年上の乙女が母親代わりだった。
いつも龍馬のことを気にかけ、泣き虫だった龍馬を強い男に鍛えあげた。
龍馬にとっては最愛、最大の理解者であった。
千葉佐那 / 貫地谷しほり(かんじやしほり)
江戸の名門・千葉道場の娘。
千葉道場を代表する剣術の腕をもっている。
負けん気が強い。
江戸に剣術修業に来た龍馬と出会い、真摯に剣に向かう龍馬の姿にだんだんと惹かれていく。
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