BOSS
[第14話]
05/05放送

1人目は税理士。2人目は会社経営者。3人目は開業医。そして4人目の被害者は出版社の社長だった。

絵里子(天海祐希)と片桐(玉山鉄二)は4人目の被害者・蒼井が社長を務めていた文英館に聞き込みに行った。社長が殺害されて蒼然とする社内で、佐神公一(山本耕史)、山地智子(戸田菜穂)は不自然なほど平然としていた。聞き込みを進めると、佐神と殺害された蒼井は経営方針で対立していたことがわかる。山地もまた蒼井とはあまり良い関係ではなかったことがわかった。聞き込みの最中、片桐が除いた本のなかに「ヘンリー・ルーカス」という人物名を見つける。「ヘンリー・ルーカス」とは、殺人組織「死の腕」に属していたとされる連続殺人犯で、今回の連続殺人では、犯行後に「死の腕」からの犯行声明が出されていたのだ。この本の編集担当者は小堀(野間口徹)という社員だった。

対策室に戻ると、メンバーそれぞれが聞き込みで得た情報を検討するのだが、どうしても犯人像を絞り込めない。1〜3人目と4人目の殺害が、同一犯行と考えにくいのだ。

そんななか、野口という男が、連続殺人犯として逮捕された。しかし、絵里子は1〜3件目は野口の犯行だとしても、4件目は別に犯人がいると断言する。野口も「4件目はやっていない」と供述するのだった。

絵里子と片桐は再び出版社に小堀を訪ねるが、小堀は終始落ち着かない様子だった。

そんななか、小堀が会社の金を横領していた事が発覚する。さらに蒼井の犯行現場で見つかったDNAが小堀のものと一致。絵里子たちは小堀の自宅へ向かうが、小堀は既に死んでいた。

検死の結果、小堀は泥酔状態で自殺を図ったものと推定される。しかし、絵里子たちはそれを否定し、他殺だと推測した。

小堀の携帯から、蒼井が殺害去れた日に、小堀は山地に電話している事が通話記録からわかった。

絵里子はカフェに佐神を呼び出し、山地について尋ねた。「山地が犯人なのか」と絵里子に尋ねる佐神に、絵里子は物証がないことを告げる。

後日、佐神から絵里子に「山地が犯人である証拠を見つけた」と連絡が入る。しかし絵里子は佐神が殺人犯であり、山地に濡れ衣を着せたことを見破るのだった。

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キャスト
大澤絵里子 / 天海祐希(あまみゆうき)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務める女性。
大学法学部を卒業後、警察庁に入庁しキャリアの道をひたすら歩んでいた。
その後、順調に35歳で警視長まで出世したものの、突然アメリカへの留学を決意。
左遷とも噂されたが、なぜこのタイミングで海外行きなのか詳細は現在も謎のままである。
5年間FBIでプロファイリングなどさまざまな技術を学んだ後に帰国。
現在は海外で身につけた力を元に犯罪にあたっている。
こんな万能な彼女でも極度のオンチという欠点もあり。
野立信次郎 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役職は参事官補佐。
最年少昇進記録を次々に更新しながら出世しているエリート中のエリート。
その頭脳と手腕は上層部からも一目置かれる逸材である。
同期の絵里子のよき理解者である。
木元真実 / 戸田恵梨香(とだえりか)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下として働いている。
科学捜査班出身という情報収集のスペシャリスト。
学生時代から“恋”よりも“科学”を選んできた変わり者。
最初は夢だった警察庁の科学警察研究所に入庁したものの、
毎回の寝坊が原因で特別犯罪対策室に異動となった。
花形一平 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で、絵里子の部下。
警ら巡査から引き抜かれてこの部署にやってきた。
子供のころから強い正義感にかわれ警官になったが、
交番勤務のときに見たドラマ『24』を見て刑事を目指し、昇進試験を受けた。
性格は何事もあきらめることが嫌いな熱血刑事タイプ。
ガッツがあり素直なのだが、天然な要素も持ち合わせている。
片桐琢磨 / 玉山鉄二(たまやまてつじ)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵里子の部下。
必要以上に熱くなることがなく、クールでスマートのオトナな刑事。
どの分野にも精通した実力の持ち主で、女性警官からの人気もピカイチ。
しかし、ある事件をきっかけに警察組織を信じられなくなっており、
現在は、定時で帰宅するやる気のない刑事に成り下がってしまった。
奈良橋玲子 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。
死体検証のプロ中のプロで、チームにとっては貴重な存在。
美人なのになぜか独身のため、男性からの絶大な人気を集めている。
本人も恋愛に積極的で、複数の男性とデートを重ねるが、恋が成就したことない。
何がいけないのか…。
どうやら本人には思い当たる節があるようで・・・。
山村啓輔 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
チーム内では「落としの山さん」の異名を取る大ベテラン。
普段は普通のおじさんらしくいつもヘラヘラしているが、本人いわくそれは相手を油断させる為の演技だという。
果たして本当にそんな意味があるか、ないのか。
ある意味謎の多い男である。
岩井善治 / ケンドーコバヤシ(けんどーこばやし)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑事で、絵里子の部下。
柔道三段、剣道四段と格闘技術に優れる肉体派刑事。
かつて警視庁の暴力団対策課に所属していたこともあって、ケンカっ早い性格が欠点。
今回この対策室への移動もその性格から問題を起こしてのことだとか。
堂々と男の尻を触ったりするので“善治はゲイ”との疑惑もある。

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