BOSS
[第7話]
05/28放送

風呂場の浴槽で男と女がもみ合っていた。男は必死に抵抗するが、やがて静かにその体を浴槽に沈める…。
女は念入りに証拠隠滅を図り、ポジフィルムをケースごと持ち去った…。

ある日、野立(竹野内豊)からニュース番組への生出演を命じられる絵里子(天海祐希)。内容は、人気キャスター・高峰仁美(富田靖子)と対談だ。

番組終了後、仁美と絵里子が話していると、番組スタッフが1枚の紙を仁美のところへ持ってくる。それは仁美を脅迫する文書だった。スタッフは警察に届けることをすすめるが、仁美は「必要はない」と言う。

ちょうどその頃、フリーカメラマン・安田博文の溺死体が発見された。所轄は事故死と判断するが、安田は「大物のスクープ」を撮影していたらしい。そんな安田が殺害されたことでマスコミが騒ぎ出す。

絵里子は、「特別犯罪対策室」のメンバー片桐(玉山鉄二)、山村(温水洋一)、花形(溝端淳平)、岩井(ケンドーコバヤシ)に指示を出す。絵里子と木元(戸田恵梨香)は安田の遺体発見現場へ向かった。現場の状況はどうみても「事故死」。しかし、絵里子は違和感を覚える。
予想されるところに予想される物がある。人間は不可解な行動をするものだ。不自然さがまるでないところに他殺の可能性を見出したのだ。

安田が撮影していた大量のポジフィルムの分析をしていた真実は、10年前6月のポジが極端に少ないことに気づく。その年、その月に発生した事件を調べてみると、都内で発生した重要事件は「女子高生が被害者となったストーカー殺人」だけ。偶然居合わせた報道関係者のスクープ映像が犯人逮捕につながった事件だ。その報道関係者が仁美だとわかる。

安田の周辺を調べると、仁美とテレビプロデューサーの東郷、安田が10年前のストーカー殺人で接点があることがわかった。

絵里子は東郷と仁美に任意同行を求めるが、取調べ中に東郷が苦しみ出して死亡してしまう。
さらに翌日、仁美の番組で、東郷から番組宛に遺書が届いており、そこには、自分が安田を殺害したことが書かれていた。

この事件は「特別犯罪対策室」から捜査一課に引き継がれ、全員、捜査から外れるよう命令される。もし、違反すれば左遷では済まない…。

しかし、絵里子はひとりで捜査を続行する。絵里子が野立に辞表を出したと知った「特別犯罪対策室」のメンバーは捜査を再開し、次々と証拠を挙げてくる。

――生番組直前。絵里子は仁美のもとを訪ねた。「あなたが犯人」と伝えに…。
絵里子は、仁美が東郷に仕組んだ毒薬のカラクリを披露し、彼女のアリバイを崩していう。

すっかり観念した仁美は自らの生番組で自分の犯行を自供、警察に連行されていった…。


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キャスト
大澤絵里子 / 天海祐希(あまみゆうき)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の室長を務め・・・
野立信次郎 / 竹野内豊(たけのうちゆたか)
警察庁の中枢に身を置くキャリア官僚で、役・・・
木元真実 / 戸田恵梨香(とだえりか)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵・・・
花形一平 / 溝端淳平(みぞばたじゅんぺい)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室所属の刑事で・・・
片桐琢磨 / 玉山鉄二(たまやまてつじ)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室の刑事で、絵・・・
奈良橋玲子 / 吉瀬美智子(きちせみちこ)
科学捜査研究所所属の美人鑑識官。死体検証・・・
山村啓輔 / 温水洋一(ぬくみずよういち)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑・・・
岩井善治 / ケンドーコバヤシ(けんどーこばやし)
警視庁捜査一課特別犯罪対策室に所属する刑・・・

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