｢志村どうぶつ園｣のパンくんの今! 番組出演は不可能な状態!

2012年9月､日本テレビ系『志村どうぶつ園』に出演するチンパンジー･パンくんが､熊本県にある｢阿蘇カドリー･ドミニオン｣のみやざわ劇場にて女性スタッフに飛び掛かり噛み付いて全治2週間の怪我を負わせる事故が発生してから3ヶ月余り､同番組"園長"の志村けんは現地に出向き､再びパンくんに会いに行った｡(※12月22日放送回)

11歳を迎えていたパンくんは､繁盛期真っ只中｡非常にデリケートな時期で､番組側も2012年春から出演を見合わせていた｡そんな折に起きた事故､志村けんもショックを隠せない｡
阿蘇カドリー･ドミニオンの園長は､彼と対面する｢この度は私共の不注意でパンくんが事故を起こしてしまいまして､大変申し訳ございませんでした｡｣と謝罪の言葉を述べた｡

園長は､今が繁殖に最も適した時期だと言い､舞台を引退させパートナーのポコちゃんと夫婦生活に入ってもらおうと考えていた｡
初めて志村けんに出会った時､パンくんはまだ2歳｡あれから8年半以上の歳月が流れ､立派な大人に成長した｡
事故も含め､今後パンくんが番組のロケに参加できないと園長から伝えられると､物哀しい表情を浮かべる志村けん｡

志村けんは､檻の中にいるパンくんに､およそ5ヶ月ぶりに会うことに｡一段と体が大きくなりながらも､どこか元気がないパンくん｡分厚いガラス越しに､志村けんの会話を聞きながら時折頷いた｡
彼と再会する度に決まってするバク転を何度も繰り返していたことから､パンくんも志村けんのことを覚えていたに違いない｡それを見て志村けんは｢褒めてやりたいけど､出来ないんだよ｣と呟くしかなかった｡
鉄棒に手と足を掛けてまま前方に連続して回転するという､かつて志村けんの前で披露した技を再び見せた｡その度に､パンくんとの思い出が頭の中に蘇っていた｡

｢子供が出来るのを待つしかないな｣志村けんはパンくんが無事に子孫を誕生させる日を待っている｡パートナーのポコちゃんと､必ず元気な子供を作ってくれるはずだ｡
もう志村けんと楽しく遊ぶことが出来なくても､｢放送がなくても､パンくんに会いに行きます｡｣と今後もパンくんの成長を見守ることを番組側及び志村けんは心に決めている｡

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