元プロ野球・愛甲猛が現在の裏金の実態を告白! 一人に23億円支払った事例も!
現役時代、ロッテ・中日に所属した元プロ野球選手の愛甲猛が、10月11日放送のテレビ東京系『解禁!暴露ナイト』で、プロ野球界に蔓延る裏金問題の実情を赤裸々に暴露した。自分自身もロッテ入団前、高校3年生の時に球団関係者と食事に行く度に1回10万円の"お小遣い"を貰ったと認め、同世代のスター選手も同様に受け取っていたと説明。球団側は「(その金で)吉原にでも行って来な」とドラフト有望株の選手に言い、風俗へ行かせ気持ちを惹きつけた。
愛甲猛が現役の頃は、球団が主に高校の監督を取り込んで、ドラフトを優位に進めていた。高校球児は監督に進路を相談する機会が多いため、監督に裏金を渡し選手が自分の球団に加入してもらうよう説得してもらう手口だ。近年はさらに手口が巧妙になったといい、「今は親も含めちゃう」と愛甲猛は明かす。
特に裏金が酷いのは読売巨人軍。OA上で実名は隠されたものの、「(球団が)親の借金23億を全部背負って。でも、また最近、千葉の知り合いの社長が言ってたけど、また失敗して」と破格の金額を実質上裏金として選手の両親に渡していたことを暴露。選手名は高橋由伸である可能性が濃厚だ。
そういった事例がいくつもあり、表向きに公表される契約金と実際の額には大きな差がある。同じく巨人の阿部慎之助は10億円もの大金を入団前に受け取ったとされる。契約金の最高標準額は1億5,000万円なので、明らかに超過していた。
多額の契約金を渡すだけかと思えば、入団後も表には出ない"報奨金"が選手に支払われていると愛甲猛は言う。「給料使わなくても食っていけますもん。副収入が凄いんですよ。勝つ度にロッテの時なんかは、1試合賞金が100万円出るんです。100万のうちからピッチャーが完封すると例えば50万とか持っていく。その金額が某球団(※おそらく巨人)は2倍ぐらい出てる」
例えば2012年ペナントレースで86勝をあげ優勝した巨人の場合、一試合200万円×86=1億7,200万円が賞金として支払われていることになる。他の球団なら、有力選手数人分の年俸に相当する額だ。
以前も愛甲猛は巨人と思われる選手の話について、「僕ね、4,800万だったんですよ、契約金が。当時同じドラフトでかかった、超有名なスーパースターの人と、現役のときにオフのゴルフ大会で一緒のパーティになったら、『お前、契約金いくらだよ?』っていうから、『僕は4,800万でした。8,000万でしたよね?』っていったら、『うん、手取りがね』って言われました。普通に税金を計算しても、あの当時は2億円くらいにはなるんじゃないですかね。」と語っていた。彼と同年のドラフト有力候補といえば、現巨人監督の原辰徳がいる。公表されている契約金もちょうど8,000万円だった。
選手がガッポリなら、監督もガッポリ。今年も来年も、巨人という肩書きと裏金を求めて多くのスター候補が入団していくのだろう。
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