モデル･おかりえが発売した｢Ank本｣の売り方がAKB商法よりあくどい!?

ファッション誌『Popteen』等の読者モデルとして活躍し､｢Ank Rouge｣ブランドディレクターにも就任している"おかりえ"こと松岡里枝が10月1日､初のブランドBOOK『Ank Rouge×おかりえスタイルBOOK(通称:Ank本)』を発売した｡

ブランド創設1周年を記念して出版されたもので､立ち上げから現在に至るまでの軌跡や､ファンから寄せられた111の質問に回答するコーナー､おかりえのヘアメイク徹底解剖､特別付録にフラワー柄トートバックを付けたファン必携の一冊に仕上がっている｡

MOOK本発売記念イベントも､10月2日にルミネエスト新宿店､8日大宮アルシェ店､9日心斎橋OPA店､10日に横浜ビブレ店で開催することが決定｡
10月1日からは｢Bee TV｣にておかりえの人生をドラマ化した『オシャレに恋したシンデレラ～おかりえが夢を叶えるまで～』が配信開始となり､ますます注目が集まる彼女に､商売方法が気に食わないと不満の声をあげる者が増えている｡

イベントにはおかりえ本人も参加｡ファンとの触れ合いを楽しむが､特典イベントにはいくつか参加条件が設けられた｡
まず､彼女のサインをAnk本に貰う為には､"当日MOOK本購入"という制約が｡
熱狂的なファンなら､発売当日に備えて事前にネット上で予約をする人も少なくない｡
当日イベント会場で本を買うというのは､実質上複数冊買いを要求していると言える｡

"MOOK本掲載お洋服をイベント時に着用してくれたお客様はおかりえBLOG又はAnk Rouge公式HPに写真を掲載"という特典も､事前に本を購入していなければどの洋服が載っているか分からず､複数冊買いを助長するものだ｡

さらに､本には｢Ank Rouge｣店舗で使える500円割引券が2枚付属されている｡
おかりえは自身のブログで､
｢1500円の本に付録がついて500×2の1000円引き券 2冊買ったら2000円割り引き 3冊で3000円 Ank本を買ったぶんだけお得になっちゃいます(｀・ω・´)｣
とお得感をアピールしているが､1500円の本を買って1000円の割引券が付くなら購買者は少なくとも500円分マイナス｡

500円割引券はまとめて複数枚使えるわけでなく､1着につき券は1枚しか使用できない｡
仮に3冊買って3000円分の割引券を手に入れたら､全て使い切る為に最低6品買わなければならず､割引券分の元がおよそ回収できるのは冷静に考えれば分かる事だろう｡

様々な条件を駆使して売上を伸ばそうとするやり方は､世間で大きな批判を浴びているAKB商法に通ずるものがある｡
AKB48の握手会は劇場版CDを1枚購入すれば参加可能なのだから､ある意味おかりえの方がタチが悪い｡それでいて､

｢当日Ankのお店に置いてあるAnk本は数に限りがあるので､先着順で売切れになってしまう可能性もあります｡当日､確実にAnk本が買えるとは限らないみたいです｣

とお金を持ってお店に駆けつけたところで参加如何が曖昧なのだから恐れ入る｡
なお､イベント参加とは別に､当日10,000円以上購入した人には｢貴重なおかりえピンプリをプレゼント｣してくれるそう｡
罪滅ぼしが"貴重な"プリクラ｡少々ファンの心理を弄び過ぎてはいないだろうか｡

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