布施博､息子から｢離婚して当然｣とバッサリ! 修繕不可能な親子の溝!

1992年､ドラマでの共演をキッカケに交際へと発展した女優･古村比呂と結婚した布施博｡
世間から"オシドリ夫婦"と評判の良い家庭を築いていたが､2009年4月､古村比呂側から申請された離婚調停が受理され､結婚生活に終止符を打つ結末となった｡

両者は2006年頃から親の介護を巡って意見が分かれ別居状態に陥る｡
そして布施博の浮気やDV(家庭内暴力)も相俟った末､離婚の意思を固めたと報じられた｡

古村比呂からは離婚間近､捨てゼリフとして
｢私の人生の中で､アナタと結婚したことが最大の汚点よ!｣
と吐き捨てられる程婚姻関係が破綻していたのだが､両者の間には三人の子供が存在する｡

1月23日に放送された日本テレビ系『行列のできる法律相談所』では､特別企画として布施博が18歳の長男が出演するライブイベントに密着｡
スタジオトークでは､
｢僕20代30代の頃は､結構攻め方強引なタイプなんで｡んな事どうでもいいんですけど｡｣
と笑いながら発言していた彼も､息子の前では一転､三児の父としての姿を見せた｡

｢どう感じてるのかなーオヤジってものを｡｣
離婚からまもなく二年､別居生活から数えると早や四年｡成長期の多感な時期に夫婦別居という最悪の家庭環境で育たせてしまった息子達の本音を自分の耳で確かめたかったのである｡

布施博はライブイベント当日､午前9時から照明のセッティングを手伝う｡
｢このぐらいしか出来ないから｣
照明を付ける作業は常日頃舞台の場で慣れている､とのこと｡
ライブ本番中は､スポットライトの裏側(機材席)でじっとその模様を見つめていた｡

ライブ終了後､父親に対する想いを尋ねてみると､
｢離婚して､お父さんを一人の人として見たら離婚して当然だなって思いました｡｣
あくまで辛辣な言葉で布施博へ抱く感情を口にする長男｡しかしながら､
｢親は離婚しても親父の子供なんで苗字も変えないで"布施"のままでいますし｡勝手ですけど俺自身の"親父の子供だよ"ってメッセージだなって｡｣
と､形式上の親子関係は崩れても実質的な血の繋がりを認識し､父親はあくまで"父親"､唯一無二の存在であると語る｡

布施博もライブ終了後､息子の控え室へと足を運ぶ｡
｢良かったよ｣
と褒めるも､息子は素っ気無い態度で
｢お世辞にしか聞こえない｣
と言い残し､その場を後にした｡
｢気をつけて帰れよ｣
息子の背中にそう呼びかけた布施博の表情は､紛れもない一人の父親としての切ない表情だった｡

最後に布施博は家族全員に対し､
｢背もすくすくと気持ちもすくすくと､別れちゃったけど､奥さんにもありがとう｣
と心の内を涙ながらに口にした｡

若手女性劇団員への浮気や同じく劇団所族の女優に裁判沙汰の怪我を負わせる事件を起こすなど､離婚の原因は複数の問題が積もり積もった上での決断だと言われる｡
長男も離婚時､
｢親の責任をとるなら(離婚しても)いいよ｣
と両親の判断に理解を示していた｡

布施博と息子たちの間で引き裂かれた絆を完全に埋め合わせることは今後一生涯不可能かもしれない｡
それでも彼には"親の責任"として､三人の子供達に見守り続ける義務があると言うべきだろう｡

◆関連ニュース