サバンナが暴露した､やりにくい先輩タレントは誰?

5月17日に放送された日本テレビ系『しゃべくり007』では､"最強ゴシップ芸人"としてサバンナの二人が登場した｡

ボケの高橋茂雄は､先輩芸人との交流が多く､飲み会の席などで芸人間の噂話を仕入れることで､数多くの情報を得ているとし､ツッコミの八木真澄はゴシップは全くネタが無く､登場後1ネタ披露した後はあまり喋る機会が無く､高橋茂雄をメインに据えた構成となっていた｡

また､高橋茂雄はテレビ朝日系『アメトーーク』でも話題となった"太鼓持ち"のテクニックをしゃべくりメンバーに伝授した｡
そして約3ヶ月ぶりとなる､『しゃべくり007』の名物コーナー｢ギリギリ007｣へと突入する｡

｢(色んな番組に)いっぱい出たけどこの番組二度と出んわ!｣との質問には､高橋茂雄が『SASUKE』と回答｡
相方･八木真澄のバーター的なノリで出演させられ､僅か2歩で脱落したことが理由だという｡

｢今田耕司とネット番組･雨上がり決死隊とラジオ番組･千原ジュニアと日テレの番組､どれか一つ選ぶなら?｣という質問では､八木真澄が｢いっぱい見てもらいたいので日テレです!｣と即答すると､高橋茂雄も悩ましい表情を浮かべながらも｢僕も一緒です｣と答えていた｡

そして､｢やりにくい先輩は?｣との質問で､高橋茂雄は｢いません!｣と否定していたものの､しゃべくりメンバーから｢仕事としてさ｣｢無理に一人挙げるなら｣と煽られ逃げ道が無くなりとうとうその名を言い放った｡

OA上ではバキューン音が被さり非公開となってしまったが､この人物､どうやら西川のりおのようだ｡
西川のりおと高橋茂雄の接点は､2006年大晦日に放送された『オール吉本芸人100人!』にまで遡る｡

番組タイトル通り､吉本興業所属の芸人で埋め尽くされ､大御所から若手まで入り交じったスタジオで事件は起きた｡

クイズコーナーで､芸人16人がスイッチを持ち､質問者からの質問に当て嵌まると思ったらスイッチを押す｡そのスイッチは1～16の数字が振り分けられており､さらにビンゴカードの1～16の各マス目に対応し､スイッチが押された番号でビンゴが成立すれば勝ちでどのチームが最初にビンゴを出せるかを競うルールの下､高橋茂雄が質問者となり､こんな質問を繰り出した｡

｢今日司会だったら､正直西川きよし師匠を持て余した方｣

お笑い界の大先輩をイジった質問に腹を立てたのが､何を隠そう西川のりおだったのだ｡
｢お前!そんなことは笑いでもなんでもないぞ!!｣と本番中にマジ説教をされ､スタジオの空気は悪くなる一方で､見兼ねたぼんちおさむが｢いや､エエ質問やったぞ!｣とフォローに入っても､今度は西川のりおとぼんちおさむが言い合いとなり､収集がつかない事態に陥った｡

『しゃべくり007』で高橋茂雄が話していた｢本番中に自分のところに来て○○と言ってきた｣というのは､西川のりおに説教された事を指していたのである｡

この一部始終を､ナインティナインは自身のレギュラー番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』で詳細に語っており､岡村隆史いわく"扇町の悲劇"と呼ばれているのだとか｡

『オール吉本芸人100人!』では他にも､先ほどのビンゴゲーム中､前田五郎が｢俺押してへんで俺!俺や俺や!｣とスイッチを持っているにも関わらずゲームに参加しておらず､｢しょうもない質問ばっかして!何がオモロイんかわからんけど!｣とご機嫌ななめになっていたりと､とにかくメチャクチャ｡

岡村隆史は｢お笑いの歴史の教科書に刻まれた｣と話しており､お笑い界の黒歴史として今も芸人の間では語り継がれているようだ｡

現在は西川のりおとは不仲と言うわけではないというが､高橋茂雄にとっては忘れられない年明けとなったことだろう｡

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