【訃報】三遊亭円楽が肺がんで死去! ｢笑点｣への復帰叶わず!

日本テレビ系『笑点』に長年レギュラーだった落語家の三遊亭円楽が、9月30日に肺炎のため死去した。享年72歳だった。

所属事務所は、「8月下旬の入院以降、肺炎は軽快し、肺がんの治療を再開した矢先のことでした。大変急なことで今はまだ悲しみに向き合うこともできず、対応に追われております」とコメントを発表。
三遊亭円楽は2022年1月に脳梗塞を発症。8月に車椅子に座った状態で高座復帰を果たしたが、その後肺炎で再入院。肺がん治療を行っている途上で無念の帰らぬ人となってしまった。

20歳の時に5代目三遊亭円楽に弟子入り。三遊亭楽太郎の芸名で活動後、師匠の死後、6代目三遊亭円楽を襲名した。「死ぬまで落語をやります」と、生涯落語一筋で貫く姿勢を見せていた。
『笑点』では故・桂歌丸との掛け合いや毒舌が人気を呼び、同番組に欠かせない存在となっていた。

彼の弟子の一人で、現在はタレントの伊集院光は、「17歳の時に師匠に拾っていただき、人間にしてもらいました。その後、僕は古典落語の道を諦め、紆余曲折あったものの『お前が俺を尊敬しているうちは弟子を名乗ったらいいさ』と温かい言葉をいただき、師弟関係を続けさせていただきました。ここ数年は、円楽伊集院光二人会を開催するなど、夢のような時間を過ごすことができました」と追悼の文章を公表した。

最後まで『笑点』復帰に向けて努力し、弟子たちにも元気な様子を見せていたというが、実際は病に苦しみ、自分の最期を悟っていたのかもしれない。
告別式は近親者のみで行い、10月2日には『笑点』で緊急追悼企画を予定している。

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