しんちゃん､ドラえもん方式でアニメ継続決定!! テレ朝社長が正式発表

(09/30)

テレビ朝日の早河洋社長は29日､東京･六本木の同局で行った定例記者会見で､原作者の漫画家･臼井儀人さん(享年51)が死去したアニメ｢クレヨンしんちゃん｣(金曜後7時30分)について｢放送は継続の方向で進めている｣と番組継続に前向きな姿勢を示した｡

臼井さんは｢(群馬･長野県境の)荒船山に行く｣と言って11日に埼玉県春日部市内の自宅を出てから行方不明となり､19日に荒船山崖下で遺体が発見された｡

臼井さんの死亡が確認されたことで､継続が危ぶまれていたが､早河社長は同作品を｢世界で愛され､多面的な広がりを見せている｣と評した上で､｢ご遺族の意向をうかがって決めるが､継続できるように求めている｣と明らかにした｡

早河社長は96年に原作者である藤子･F･不二雄さん(享年62)が死去した｢ドラえもん｣を引き合いに出し､｢(原作者の)精神を引き継いだクリエーターたちが､時にオリジナルだったり(原作を)参考にしたり､エッセンスをそしゃくして作り上げている｣とし､｢"サザエさん"や"ドラえもん"のようになっていくのではないか｣と述べた｡

しんちゃんファンにとってはうれしいニュースだ｡(松野)