ドラマ特番対決は大差で「ガリレオ」勝利！「ROOKIES」撃沈！

(10/06)

10月4日に放送された「ROOKIES」のスペシャル版ドラマの視聴率が､10.0％と意外にも？　振るわなかったことがわかった。

最終回では19.5％を記録し､平均視聴率も14.8％と健闘。DVDの売り上げも好調で､映画版への期待も高まるなど､放送終了後の盛り上がりが高まる中､水を指す結果となった。

もっともこの微妙な数字､当然の結果だったかもしれない。

このスペシャル版､ことごとくファンの期待を裏切ってしまったのだ。

このドラマスペシャルは､7月26日に放送された連続ドラマの最終回のラストで「秋のスペシャル」として発表されたものだった。

となればこそ､来春公開の映画に向けて､ストーリーを橋渡しするものになると期待されていたのだ。

ところが､この“スペシャル版”の内容は､ほとんどが過去の回想シーンで構成された総集編ともいうべき内容で､新たなシーンはごくわずか。

見ていたファンはがっかりさせられてしまったのだ。

これまでの番組宣伝や公式サイトにも「総集編」と銘打たれていたことはなく､7月からさんざん“スペシャル”と騒いできた結果がこれでは､ファンは納得できなかったということだろう。

一方､同じ日に放送されたフジテレビの「ガリレオ」の映画公開スペシャル版「ガリレオΦ（エピソードゼロ）」は､映画版「容疑者Xの献身」と同日“公開”で20.8％の高視聴率を記録した。

主演の福山雅治演じる天才物理学者・湯川学の大学時代を描いたこのドラマスペシャルは､キャストも湯川の旧友の刑事を北村一輝（きたむらかずき=39）､研究生役を長澤まさみ､そしてヤング湯川を三浦春馬が演じるという豪華な布陣。

さらにストーリーも完全に新作となると､「ROOKIES」とのクオリティの差は歴然だったということか。

放送時間は重ならず､直接対決というわけではなかったが､スペシャル版の視聴率はダブルスコアで「ガリレオ」の勝利となった。

もっとも､連続ドラマ自体の平均視聴率も､「ROOKIES」の14.8％に対して､「ガリレオ」は21.9％。

シリーズ自体の自力の差も結果にも影響したか､さて？（淺川）