フジ月9が放つ『イノセント・ラヴ』は久々に帰ってきた純粋・純愛系の切なさのあふれるドラマだ。
「最近、現代を生きる人々がインターネットや携帯等に過剰に依存しているのは『孤独』を恐れているのではないかと感じていました」
フジテレビドラマセンターの中野利幸プロデューサーはこう語る。
「『現代の孤独』をキーワードに『孤独』な状況に置かれて恋に臆病だった女性が自分らしく、恋に前向きに生きていき、様々な困難を乗り越えながらも一途に一人の男性を想う純愛を描きたい」
こうした経験、あなたにもあるのではないだろうか?
10月スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ『イノセント・ラヴ』では、こうした現代のシンデレラとして次々に襲いかかる困難にも負けない芯の強い女性の純愛を描いていく。
主演は、堀北真希(ほりきたまき=19)。
昨年放送された『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)では男装姿で話題を呼び、現在放送中の大河ドラマ『篤姫』(NHK総合)では、宮崎あおい(みやざきあおい=22)扮する篤姫と“女のバトル”を繰り広げる皇女和宮を好演していることから、まさにフジテレビの看板枠を背負う女優に成長したと評価され抜擢された。
実は今回の役は、アテガキ(=役を演じる俳優を実際に想定して脚本を書くこと)という手法を使われている。
プロデューサーや脚本家の視点からすれば、よほどその存在感に魅力を感じなければ、アテて書くというのはしたくないもの。
なぜならば、主役のキャラクターというのは絶対的なもので、その作品の世界観や雰囲気をすべて担っていると言えるからだ。
そんな中、この年齢で……というのは、なかなか珍しいことだと言えるかもしれない。
「10月に20歳になる私にとって、月9という枠をやらせて頂くことになり、これまでとは違った緊張を感じていますが、素晴らしいスタートを切らせて頂けることもとても嬉しく思っています。20代のスタートと共に新しい堀北真希を出していける作品になるよう、また今の緊張感はイイ緊張感に変えて頑張りたいと思いますので楽しみにしていて下さい」と本人も気合十分。
掘北が演じるのは、幼いころに両親を殺害され、たったひとりの肉親である兄まで殺害容疑で逮捕されるという過酷な運命を背負わされた主人公・秋山佳音。
『ラスト・フレンズ』や『神様、もう少しだけ』『ラブジェネレーション』などの大ヒットドラマを手がけ、それぞれの時代の若者たちをリアルに描いてきた浅野妙子(あさのたえこ=46)が、堀北の内面までを見通して描く、渾身のキャラクターになるという。
そしてこの作品のもうひとつの見どころは、大人気フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁(きたがわゆうじん=31)の出演だ。
北川は、これまで『名探偵保健室のオバさん』(テレビ朝日)、『エコエコアザラク』(テレビ東京)でのドラマ出演の経験があり、映画『オールナイトロング3最終章』(1996年)では主役をつとめたこともある。
しかし、連続ドラマでのレギュラー出演はこれが始めて。
その記念すべき作品がフジ月9というのだから、すごいものだ。
彼が演じるのは、佳音が一途に愛する相手・長崎殉也。
教会で子供の聖歌隊を率いるピアニストで、明るく天真爛漫に振舞いながらも、内側に深い悲しみを抱えているという、非常に難しい役どころだ。
しかし中野プロデューサーは「北川さんは以前からドラマで起用したいと思っていたので、今回、是非にとお願いしました。彼の内面から滲み出る色気がドラマに反映出来たら、素敵な化学反応が起こると思います」とかなりの期待を寄せている。
ヒロインが、ただ純粋に人を愛する気持ちだけを支えに生きていく姿を、せつなく、リアルに描いていくこのドラマ。
久しぶりに、本格的な純愛系ドラマが楽しめそうだ。(古田鉄寿)
フジテレビドラマセンターの中野利幸プロデューサーはこう語る。
「『現代の孤独』をキーワードに『孤独』な状況に置かれて恋に臆病だった女性が自分らしく、恋に前向きに生きていき、様々な困難を乗り越えながらも一途に一人の男性を想う純愛を描きたい」
こうした経験、あなたにもあるのではないだろうか?
10月スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ『イノセント・ラヴ』では、こうした現代のシンデレラとして次々に襲いかかる困難にも負けない芯の強い女性の純愛を描いていく。
主演は、堀北真希(ほりきたまき=19)。
昨年放送された『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(フジテレビ系)では男装姿で話題を呼び、現在放送中の大河ドラマ『篤姫』(NHK総合)では、宮崎あおい(みやざきあおい=22)扮する篤姫と“女のバトル”を繰り広げる皇女和宮を好演していることから、まさにフジテレビの看板枠を背負う女優に成長したと評価され抜擢された。
実は今回の役は、アテガキ(=役を演じる俳優を実際に想定して脚本を書くこと)という手法を使われている。
プロデューサーや脚本家の視点からすれば、よほどその存在感に魅力を感じなければ、アテて書くというのはしたくないもの。
なぜならば、主役のキャラクターというのは絶対的なもので、その作品の世界観や雰囲気をすべて担っていると言えるからだ。
そんな中、この年齢で……というのは、なかなか珍しいことだと言えるかもしれない。
「10月に20歳になる私にとって、月9という枠をやらせて頂くことになり、これまでとは違った緊張を感じていますが、素晴らしいスタートを切らせて頂けることもとても嬉しく思っています。20代のスタートと共に新しい堀北真希を出していける作品になるよう、また今の緊張感はイイ緊張感に変えて頑張りたいと思いますので楽しみにしていて下さい」と本人も気合十分。
掘北が演じるのは、幼いころに両親を殺害され、たったひとりの肉親である兄まで殺害容疑で逮捕されるという過酷な運命を背負わされた主人公・秋山佳音。
『ラスト・フレンズ』や『神様、もう少しだけ』『ラブジェネレーション』などの大ヒットドラマを手がけ、それぞれの時代の若者たちをリアルに描いてきた浅野妙子(あさのたえこ=46)が、堀北の内面までを見通して描く、渾身のキャラクターになるという。
そしてこの作品のもうひとつの見どころは、大人気フォークデュオ「ゆず」の北川悠仁(きたがわゆうじん=31)の出演だ。
北川は、これまで『名探偵保健室のオバさん』(テレビ朝日)、『エコエコアザラク』(テレビ東京)でのドラマ出演の経験があり、映画『オールナイトロング3最終章』(1996年)では主役をつとめたこともある。
しかし、連続ドラマでのレギュラー出演はこれが始めて。
その記念すべき作品がフジ月9というのだから、すごいものだ。
彼が演じるのは、佳音が一途に愛する相手・長崎殉也。
教会で子供の聖歌隊を率いるピアニストで、明るく天真爛漫に振舞いながらも、内側に深い悲しみを抱えているという、非常に難しい役どころだ。
しかし中野プロデューサーは「北川さんは以前からドラマで起用したいと思っていたので、今回、是非にとお願いしました。彼の内面から滲み出る色気がドラマに反映出来たら、素敵な化学反応が起こると思います」とかなりの期待を寄せている。
ヒロインが、ただ純粋に人を愛する気持ちだけを支えに生きていく姿を、せつなく、リアルに描いていくこのドラマ。
久しぶりに、本格的な純愛系ドラマが楽しめそうだ。(古田鉄寿)
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