イングランド副主将ファーディナンドが日本と対戦熱望

イングランド代表の副主将を務めるDFリオ･ファーディナンド(マンチェスターU)が日本代表との対戦を熱望していることが5日、分かった。
来年の南アフリカW杯に向け、アジアの強豪とのテストマッチを要望したもの。

4回目のＷ杯出場となる日本を「手ごわい存在」と評価し、ライバル視していることも明かした。
また、同選手が今年4月に立ち上げたウェブマガジンの日本版を10月にスタートさせることも判明。

日本代表の岡田武史監督は当初、11月にイングランドとの試合を熱望していた。
その後、調整がつかず、南アフリカとのテストマッチに決まったが、意外にもイングランドの副主将も日本との親善試合の必要性を感じていた。

ファーディナンドはこれに対して、

「日本とは常にタフな試合になる印象がある。速い選手が多く、組織的だ」

とした上で、

「日本との試合はW杯の対戦国を研究する絶好の機会となる」

と本大会前の親善試合を要望した。

イングランドは現在、欧州予選6組で首位を独走し、出場権をほぼ手中に収めている。本大会の組分け抽選で日本と同組とならなければ、親善試合の実施は可能。

ファーディナンドは日本代表MF中村俊輔に関しても

「ドリブルや足技のスキルは素晴らしいし、FKもすごい」

と高く評価し、スタイルの異なるアジアの強豪との対戦に強い興味を示した。

日本サッカーに警戒心を示す一方、ファーディナンド自身が"日本進出"を計画することも判明。

今年4月にサッカー選手としては異例となる独自のウェブマガジンを立ち上げ、英国などで話題沸騰。

自身が聞き手役となり、テニスのロジャー･フェデラーや歌手の故マイケル･ジャクソンさんらのインタビューを行い、ウェブ上で動画を掲載している。
10月には世界に先駆け日本版の開始を見据え、日本の著名人にも自ら取材を行う予定だ。

「今まで日本の滞在も多いし、音楽やファッション、食事など日本の文化が好きなんだ」

とファーディナンド。

マンチェスターU、そしてイングランド代表のスター選手は今後サッカー以外でも日本のファンに多くのメッセージを送ることになりそうだ。

(2009年8月8日)

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